熊本から気ままに山と自転車のブログ

経塚・大塚古墳群

経塚・大塚古墳群までポタリング
2019/11/6(水) 晴

吉次峠を越えて、三の岳の中腹の道を西に辿る。
木葉山が正面に見える蜜柑園(写真1参照)の中、この辺りから下れば目的の官軍砲台ではなかろうかと右折する。


が、判断が甘かった。
玉名市天水町(写真2参照)まで来てしまった。写真正面は、玉名平野。


ならば、目的地変更。
経塚・大塚古墳群を先に探訪しようと農免道路を下る。
古墳は、平野部も目前の標高50m程の天水町立花・部田見の丘陵の上にある。
まずは大塚古墳(写真3参照)


説明板(写真4参照)では、舟形石棺が発見されたとある。
四世紀から五世紀頃の古墳という。倭の五王の時代かその少し前のものである。


前方後円墳であれば、この納骨堂あたりが(写真5参照)前方部であろうと思われる。


稜線を北に移動すると、左手に小塚古墳(写真6参照)がある。


塚頂に上ると、石塔と標柱(写真7参照)がある。


古墳西側から観る(写真8参照)
半年ほど前、小塚の西側に石棺があると聞いたと思うが、下ってみたが石棺は見えなかった。


道を横断して、経塚古墳(写真9参照)を観る。


説明板(写真10参照)には、昭和42年に石棺が発見されたとある。
こちらの古墳も、四世紀末から五世紀初頭のものという。


塚頂に建屋が見える。経塚というので御堂か思っていたが、説明板(写真11参照)が見えたので登ってみた。
発見時の石棺調査資料の要約文だ。
阿蘇溶結凝灰岩製の舟形石棺で、全長2.8m、幅約0.8m.高さ1.5mと、かなり大きい。
棺身、棺蓋とも縄かけ突起があり、棺蓋は棟部が平らで切妻の家形を成し、両斜面に方形区画の浮彫を施してある。
棺身には石枕が造り付けられ、赤色顔料が塗布されているとある。


ガラス窓から内部を覗くと石棺(写真12参照)が見える。
写真は、縄かけ突起を写そうとレンズを斜めにしたが、外光が映り込み上手くいかなかった。


北側の窓からは、長辺方向の石棺(写真13参照)が見える。
大きい。製作も大変だったろうが、この丘陵上に運び上げるのも大変だったろうと思うが、現代のような重機がない時代の運搬は想像も出来ない。


塚頂から西側を望む(写真14参照)
遠景に、有明海の向こうに雲仙岳が見える。


北側の玉名平野方向(写真15参照)を見る。
遠景に、玉名市街と小岱山を望む。


南側(写真16参照)に三の岳(左)と二の岳(右)を望む。


この古墳も大塚古墳と同じく南西方向が緩斜面になっている。
仮に前方後円墳だったとすれば、そのくびれ部にあたる所に蜜柑園の貯水槽の跡(写真17参照)がある。
この後、官軍砲台跡を探しに行く。


今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)21km→経塚・大塚古墳群24km→熊本(自宅)
所要時間6時間(実5時間) 総計45km 走行累計30,079km


経塚・大塚古墳群
2016/10/2(日) 晴

今日も真夏日、13時現在の気温32.7度。
今日は玉名市天水町部田見徳丸の「塚の神古墳」まで探訪ポタリングに出る。
11時出発。
玉東町原倉東山地区までのルートは、昨日同じ。
アップダウンの多い農免道路を避けて走るつもりであったが、途中道が分からなくなり農免道路に出て西進する。

その農免道路が国道501に繋がる手前、三の岳から西北に延びる稜線がある。
その稜線が尽きる標高50mほどの丘の上に、熊本県指定大塚・経塚古墳群はある。
大塚古墳(写真1参照)は、農免道路左手にある。


そこから100m程先の左手に小塚古墳(写真2参照)がある。
小塚古墳古墳の場所;(マップファン地図)


道路右側に標識がある。
その右手に経塚古墳(写真3参照)がある。



経塚・大塚古墳群
2014/10/24(金) 晴

ロードバイク走行4回目。
主目的は、「大塚・経塚古墳群」から再度「旧玉名干拓堤防」を観ること。
自宅発10時半。
熊鹿ファミリーロードを北へ走り、植木駅前から県道31、県道113へと進む。
県道113を西進して「菱形八幡宮」に手を合わせて、今日の安全をお願いする。
ここから台地の上へ坂を上る。
途中、下ってくるロードバイクの人とすれ違う。
上りがあれば下りもある。
羨ましい気持ちをぐっと抑えてペダルを踏む。
坂が緩くなった辺りから上は玉東町。
本村地区から県道113を反れて広域農道へ進む。
「経塚・大塚古墳群」は、この道の沿線だったと微かな記憶を頼りに西進する。
玉東町を過ぎ天水町の稜線上を下る。標高50mの稜線上に古墳はあった。
古墳にコーフン! 先ずは左手に大塚古墳(写真1参照)


大塚古墳説明板(写真2参照)
大塚 古墳の場所:http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E130.35.36.1N32.52.9.2&ZM=10(マップファン地図)


更に少し進んで左手に小塚古墳、右手 に経塚古墳(写真3参照)


経塚古墳説明板(写真4参照)。
経塚古墳の場所:http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E130.35.36.1N32.52.9.2&ZM=10(マップファン地図)


古墳群を後にして平地に下る。
国道501沿いの農産物直売所「郷○市」に寄り、昼食とする。
その後は、唐人川を渡り、「旧玉名干拓堤防」沿いを北へ走る。
距離5km、途中数台の車に追い越されるも、静かなサイクリングが楽しめた。
堤防終点からは、菊池川堤防を左に見て北へ走り、国道501を潜り、国道208、国道208バイパス道路を潜って、右折して木葉川沿いを北進して帰途に就く。

今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)24km2h→郷○市41km3h→熊本(自宅)
所要時間6時間(実5時間) 総計65km 走行累計8,282km

自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。

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