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【株主優待&配当利回りが魅力!】日本航空(JAL)を購入した理由について

2020年3月に「日本航空(JAL)」の株式を購入しました。

 

コロナショックの影響もあり、株価が軒並み下落している中、この銘柄を選んだ理由は主に以下の2つです。

 

①株主優待と配当利回りが魅力的

②株価が割安に感じた

 

あくまでも私の主観ではありますが、そのように考えた理由も含めて記事にまとめました!

 

【この記事の目次】

それでは早速内容に入っていきましょう。

株主優待について

まずは私が「日本航空」を購入する理由の1つとなった株主優待を見ていきます。 

 

「日本航空」の株主優待は2つあります。

  • 株主割引券 (国内線50%割引)
  • ツアー割引券 (7%割引)

 

それでは1つずつ見ていきましょう。

 

株主割引券

1つ目の株主割引券は国内線運賃が50%割引となる優待です。割引の適用は「1人」の「片道1区間」に限られますが、保有株数が増えるほど、獲得できる割引券の枚数は増えていきます。

 

『保有株数に応じた割引券獲得枚数』

保有株数 3月権利分 9月権利分
100株 ~ 199株 1枚 なし 1枚
200株 ~ 299株 1枚 1枚 2枚
300株 ~ 399株 2枚 1枚 3枚
400株 ~ 499株 2枚 2枚 4枚
500株 ~ 599株 3枚 2枚 5枚
600株 ~ 699株 3枚 3枚 6枚
700株 ~ 799株 4枚 3枚 7枚
800株 ~ 899株 4枚 4枚 8枚
900株 ~ 999株 5枚 4枚 9枚
1,000株 ~ 1,099株 5枚 5枚 10枚

※1,100株以上保有している場合は、5枚に加えて「1,000株を超えた分が500株ごと」に1枚ずつ追加されていきます(3月・9月同様)

 

保有株数が1,000株までは、年間で獲得できる割引券は100株ごとに1枚ずつ増えていきます。一度に使いたい枚数に合わせて保有株数を調整するのもありですね。

 

また長期保有特典もあり、3年(7基準日)以上保有している場合は、7基準日目に割引券が以下の表に応じて追加されます。

保有株数 追加枚数
300株 ~ 999株 1枚
1,000株 ~ 9,999株 2枚
10,000株 ~ 3枚

ツアー割引券

そしてもう1つの優待は、JALパックツアー商品が7%割引となる「ツアー割引券」です。こちらは保有株数に応じて、年間に割引券が貰える回数が変わります。

ご所有株式数 海外ツアー
割引券
国内ツアー
割引券
発行回数
100株 ~ 199株 2枚 2枚 年1回
(5月のみ)
200株 ~ 2枚 2枚 年2回
(5月と11月)

これらが人気の優待内容となっています。優待券の使用方法や、金額換算した場合の価値を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

 

 

配当利回り

続いて配当利回りですが、以下の数値を元に計算してみます。

株価:1,733円(2020年4月4日終値)

配当:110円(2020年3月期予想)

 

ここから算出される利回りは6.35%となり、かなり魅力的な配当利回りとなっています。

 

ただし直近はコロナショックで株価が大きく下がっていることもあり、利回りが高くなるのはある意味当たり前です。

 

そのため配当利回りだけで判断するのは危険ですので、その他の情報も確認していきましょう。

 

株主還元の方針

日本航空は株主還元の方針を以下のように出しています。

  • 配当性向は35%程度を目安とする
  • 総還元性向を35%〜50%程度の範囲とするよう努める
  • 株主資本総還元率を3%以上とするよう努める

 

配当性向の推移を見てみると、2019年3月期で32.3%とやや下回りながらも、上昇傾向にあり目標に近づいています。今後の増配に関しては、増益が前提となりそうですね。

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また、配当による還元(配当性向)だけでなく、自社株買いを含めた還元(総還元性向)も指標にしています。

 

読み取れる限りでは、純利益の15%を上限目安に自社株買いも実施していく可能性があるということになります。

 

そして、株主資本に対する指標(株主資本総還元率)も出していることから、ある程度安定した株主還元が期待できそうです。

 

株主資本に対する還元指標について解説しています!

 

事業内容

日本航空の事業内容は以下の通りです。

 1.航空運送事業

  ・国際旅客

  ・国内旅客

  ・貨物郵便

 2.その他事業

 

その他事業とありますが、旅行の企画販売・クレジットカード事業等、航空運送事業に密接に関連した事業を行なっていますので、ほぼ航空運送事業1本と言えるでしょう。

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売上セグメント構成比で見ても、旅客輸送がメインとなっていることがわかります。

 

最近はコロナショックの影響で株価が下がっていますが、これは旅客数が減ることによる収益悪化が懸念されているためです。

 

しかし、更にその先を見据えていくと、来年に延期になった東京オリンピックでは旅客数が増えることが間違いないですし、その後も訪日外国人は増えていくことが予想されます。

 

これも私が「日本航空」を購入した理由の1つになっています。

 

直近の業績

直近の業績は以下のようになっています。 

単位:億円 売上高 営業利益 純利益
2014年3月期 13,093 1,667 1,662
2015年3月期 13,447 1,796 1,490
2016年3月期 13,366 2,091 1,744
2017年3月期 12,889 1,703 1,641
2018年3月期 13,832 1,745 1,354
2019年3月期 14,872 1,761 1,508
2020年3月期(予) 14,774 1,390 924

売上、利益とともに増えたり減ったりを繰り返しています。よく言えば安定していますが、悪く言えば伸びが見られません。

 

また、2020年3月期はコロナウイルスの影響もあり、大きく減益が予想されています。一過性のものだと考えていますが、どの程度影響が長引くかは不透明な部分もあります。

 

個人的には、東京オリンピック以降業績が伸びていくことを期待しています。

 

株価の見通し

まずは直近5年間の株価推移を確認します。

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日本航空は、コロナショック影響を特に受けている銘柄の1つで、直近は大きく下げています。

 

過去5年間で最安値となり、ピーク時から半値、もしくは3分の1に近い株価になっています。

 

指標上でも、PBR:0.51倍 PER:6.31倍(2020年4月3日終値時点)とかなり割安になってきています。

 

ただし、一度業績が悪くなることは目に見えています。その中でも私が購入に踏み切った理由があります。

 

それは「安定性=自己資本比率」です!

 

直近の動向を見てみると、高い自己資本比率でかつ上昇していることが見てとれます。

単位:億円 総資産 自己資本 自己資本比率
2015年3月期 14,733 7,764 52.7%
2016年3月期 15,789 8,430 53.4%
2017年3月期 17,287 9,720 56.2%
2018年3月期 18,542 10,603 57.2%
2019年3月期 20,303 11,651 57.4%

これならば、東京オリンピックを迎えるまで財務的にも乗り越えられると考えたので、私は日本航空を購入しました。

 

私の場合は、3月末に日本航空を「2,136円で100株」購入しています。その後すでに400円程度値下がりしていますので、ややタイミングを誤った感はあります。

 

しかし、数年単位で見れば約2倍の4,000円くらいまでは回復する可能性が十分にあると考えていますので、それまでは「株主優待と利回りの高い配当」をもらいながら待っていたいと思います。

 

以上、私が日本航空を購入した理由でした!

 

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