【間取り改善③】10.5畳の攻防(コの字型WICの収納力VS主寝室の広さ)

家づくり

皆様、どうも。
ひろし&みさえです。

積水ハウスとの「間取り確定会議」において、窓の位置や種類を変えた我が家。(こちらこちらの記事)

第58回目の記事となる今回は、「間取り確定会議」の最終編

ウォークインクローゼットVS主寝室の陣取り合戦が勃発!の話です。

きっかけは嫁みさえの一言「なんか収納少なくない?」

契約前に間取りをかなり綿密に詰めていたこともあり、契約後の「間取り確定会議」が順調に進む我が家。

記事に書いたとおり、「人」や「風」の導線を意識してドアや窓の位置と種類を変更したものの、部屋の配置などは変わることなく、スムーズに打ち合わせは進んでいきました。

1階から2階まで一通りの確認が済み、もうこれで打ち合わせは終了か?と思った時、我が家の切り込み隊長みさえが口を開きます。

みさえ「すみません!なんか、収納が少ない気がします…。」

ひろし「え?そうかな…。」

改めて間取り図をのぞき込むひろし&みさえと風間設計士&シロさん。

確かに我が家は、スマートでお洒落な家を目指しているため、収納が特段多いわけではありません。
スケルトン階段なので、収納に活用できるような階段下のスペースもありませんし、屋根裏部屋などもありません。

しかし、玄関横には納戸があったり、リビングや洗面所にも壁と一体化するような収納スペースをつくっています。
それに、2階の各部屋にはクローゼットがあり、主寝室にはウォークインクローゼットもあります。

ひろし的には、積水さんがスマートさと収納力のバランスをうまくとってくれたなと感じていました。

ウォークインクローゼットに「蔵」としての役割も与えたい

風間設計士「一般的な積水の家と比べても決して収納が少ないわけではありませんが、どこか気になるところはありますか?」

みさえ「2階の主寝室のウォークインクローゼットの広さが気になりますね。」

風間設計士「なるほど、今ウォークインクローゼットは大体2.5畳ですね。」

ひろし「2階の他の部屋にも簡単なクローゼットがあるし、2.5畳あればみさえの服は十分入るんじゃない?」

みさえ「確かに私の服だけなら入ると思うけど…。最近、「見せる収納」が少し流行っているみたいなんですけど、私は家がごちゃごちゃするのが嫌なので、収納は極力見せたくないんです。そうすると、例えば加湿器や除湿器とか、布団乾燥機とか扇風機とか掃除機などをさっとしまっておける広いスペースが欲しいです。」

風間設計士「そういうことですね。」

みさえ「それに、主寝室以外の各部屋にあるクローゼットには衣替えの服をストックするほどのスペースは無いと思います。そうすると、きっとこの主寝室のクローゼットは私の服だけじゃなく、夫や将来の子供の衣替えの服を保管するスペースになったり、冬用の毛布を保管することになったりもすると思います。つまり、主寝室のウォークインクローゼットは季節によって使わない家電や服の「蔵」のような役割も担うと思うんです。そう考えると、少し狭いかな?と思ってしまいます。」

ひろし「確かに…。」

ちなみに、気分屋の嫁みさえですが、家の掃除や片づけに対してはひろしより圧倒的にきっちりしています。

夫ひろしもきっちりした性格なので結構綺麗好きな方ですが、それでもみさえから言わせると「ひろしは物を出しっぱなしですぐに片づけない、信じられない!」とのこと…。

今回の提案はそんなみさえらしい意見だと思いますし、家をよりすっきり美しく保つには確かにその通りだと思います。

ウォークインクローゼットVS主寝室の陣取り合戦が勃発!

風間設計士「なるほど、奥様のおっしゃっていることはよくわかります。そうすると、ウォークインクローゼットを広げるわけですが、ひろし&みさえ邸は主寝室とウォークインクローゼットが引き込み戸でつながっているご提案となっています。つまり、今の外観や構造を崩すことなくクローゼットを広げるとすると、どうしてもその分主寝室が狭くなります。」

ひろし「そうなりますよね。外観は崩したくないですし、これ以上坪数を増やすには予算的に余裕も無いですし、主寝室を狭くするしかないですね…。」

風間設計士「今のウォークインクローゼットは「L字型」ですが、4畳程度まで広げれば「コの字型」になり、収納量が格段にアップしますよ!」

はい、それではよりわかりやすく説明するため、前回の記事でもお馴染み?のひろし&みさえ作成の簡略図がここで登場です。

まず、間取り「変更前」の主寝室とウォークインクローゼットの配置はこちら↓

このように、主寝室8畳に対しウォークインクローゼットは2.5畳となっていました。

「ウォークイン」という名前のとおり、クローゼットの中に人が通るスペースも最低60㎝程度は必要になります。

そのため、2.5畳の場合、服をかけるためのパイプハンガーのスペースも考えると、どうしてもL字型が限界です。

ちなみに、パイプハンガーは床から170㎝くらいの高さで、その上に棚がつくことになります。

また、服をハンガーにかけた下のスペースも使えることになるので、ある程度の収納スペースは確保できますが、「蔵」としての機能を持たせるには確かに狭いですね。

一方、主寝室は8畳確保できており、結構広い空間と言えるのではないかと思います。


次に、間取り「変更後」の主寝室とウォークインクローゼットの配置はこちら↓

主寝室が6.3畳まで縮小した代わりに、ウォークインクローゼットが4.2畳となりました。

これにより、パイプハンガーを「コの字型」に配置できることになります。

パイプハンガーの上の棚と、服をハンガーかけた下のスペースも使えることを考えると、収納力は格段にアップします。
ウォークインクローゼットは「L字型」や「Ⅱ型」などありますが、収納力ならやはり「コの字型」が一番大きいですね。

しかし、デメリットは、コの字型にするには4畳程度のスペースが必要になることです。
両サイドと奥にパイプハンガーを配置してもなお人が通れるスペースを確保する必要があるので、当然ですが…。

我が家の場合、「コの字型」を実現するには、主寝室が6.3畳となるのを我慢しなければいけません。

家族会議の結果、ウォークインクローゼットが陣地を増やし、コの字型にすることに!

さて、10.5畳のスペースを巡る主寝室とクローゼットの陣取り合戦

「家族会議@積水ハウス打ち合わせスペース」の開幕です。

ひろし「今のマンションの寝室は7.5畳だよ?せっかく一戸建を建てるのに、主寝室が6.3畳になるのは狭く感じるかなというのが気になる。」

みさえ「でも、今でも寝室って寝るだけで、そこでくつろいだりしてないよね?今回、さらにこだわりを持ったファミリースイートのリビングなんだし、より一層寝室は寝るだけになるんじゃない?」

ひろし「うーん、確かにね…。」

みさえ「それに今のマンションの寝室は確かに7.5畳あるけど、ベッドを置いて、ベッド横に小さい棚おいて、その横にちょうど2畳くらいスペース余ってるけど、なにも使ってないよね、完全にデッドスペースになってる。」

ひろし「うーん、確かにね…。」

みさえ「そりゃ主寝室が大きい方が良いけど、結局デッドスペースになるなら、その分を収納として活用した方が良いと思う!」

ひろし「うーん、確かにね…。」

みさえ「それに、主寝室は私が寝るスペースだから、私が6.3畳で良いと思ってるんだから問題ないよ。」

ひろし「うーん、確かに…ふぁっ!え!?」

みさえ「子供部屋2つもあるけど、今まだ子供いないし、ひろしには2つの部屋から好きな方を選ばせてあげるね!あー私って優しい。」

ひろし「ふぁっ!?」

みさえ「子供部屋も小さいけどクローゼットついてるし、スーツはそこに入れてね!そうすると、私が起きることなくひろしも仕事の準備できて良いね!はーい、決定です。風間さん、コの字型のクローゼットでお願いします!」

ひろし「な…!お、お、お願いします!」

風間設計士「わかりました。笑 それでは変更しておきますねー!」


こうして、強引に?ウォークインクローゼットはコの字型、主寝室は縮小で決定しました。

理由はともあれ、、、ひろしも「蔵」としての機能を持たせるためにコの字型が最適なのは薄々感じていたので納得しています。


そんなこんなで3回の記事にわたって書いてきた「間取り確定会議」は終了です。


これで基本的には間取りは決定となり、風間設計士が建築申請用の図面作成に着手します。

ちなみに、建築申請を実際に出す1か月後くらいまでの間であれば、細かな修正は対応してくださるそうです。
ただし、間取りが大幅に変わったり、建築面積が増減したりするような変更はもうできません。

長い時間をかけてきた大事な間取りが今日で確定したことの達成感がある一方、本当にこれで良いのか?という不安も少しありますが、どこかで決定しなければいけないので腹を決めるしかないですね。

さて、次回の打ち合わせからは、「内装」を決めていくことになります。

インテリアコーディネーターも初登場しますので、ご期待ください。

それでは皆様、またね、またね、またね!

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