【10年長期投資】ダウ平均銘柄から外されたエクソンモービルを売却すべきか考えてみた
どうもこんばんわRedgrayです。
プロジェクトマネジメントの課題事例を考察して、現場で使えるプロマネ小技集を積み上げていく「ぷろまね裏通り」にようこそ。最近は人生の質を向上させるヒントや、「米国長期投資」についても発信しています。
今日のテーマは「エクソンモービルについての考察」。エクソンモービルが「ダウ平均」を構成する企業から外されました。
エクソンモービル株は本ブログでも購入履歴として紹介した銘柄です。この「ダウ平均からの外し」をきっかけに、エクソンモービル株を継続ホールドすべきか検討したので、その点を書き記しておこうと思います。
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今、オイル・メジャーと呼ばれる国際石油資本も温暖化問題への対処から石油消費のピークアウトが言われる中で難しい環境に置かれている。そんな中でかつて時価総額全米一の座にあったエクソン・モービルが米国の株式指標ダウ工業株30種平均を構成する企業リストから8月31日に除外されることが決まった。
石油だけでビジネスしてると「イケイケ銘柄」ではなくなるので、ダウ平均構成銘柄から外されてしまった、簡単にいうとこういうことです。
個人成績は現時点マイナス10%
では、私の成績をみてみましょう。個人成績も赤裸々に公開して行こうと思います。
私の保有するエクソンモービルは、現時点含み益がマイナス11%。これまでに受け取った配当があるので、マイナス10%程度です。
まぁ直近の株価そのものの下落を見ると、タイミングの運の悪さもありマイナスですわな。
エクソンモービルを今後も長期保有すべきか
私が本ブログで紹介する銘柄の1つの観点は、「インカムゲイン狙いの長期投資」です。株価そのものが上がった、下がったという「キャピタルゲイン」ではなく、あくまで保有する株数に応じて支払われる「配当狙い」インカムゲイン狙いです。
乱暴にいうと、目先の株価の上下は関係なく、配当をきっちり出してくれるかどうか、がポイントです。(最後売却するときに含み損が大きければ良くないのは事実です)
この点を振り返って、再度エクソンモービルの現状を考えてみましょう。
視点1:石油産業は多角経営化が必要。取り組んでいるか。
既存の石油事業を成長させる保守的な経営。新しい事業への取り組みは競合他社と比べると遅め。
大丈夫か?と自問自答する。
冷静に考えてみましょう。
石油に代わる電気エネルギーは電気自動車等、電気やシェールガスも増えてきているが、全体から見るとまだまだ規模は小さい。EVって皆さんの周りで走ってますか?都内ではたまに見かけますが、それでも数える程度。地方ではほとんど目にしません。
約1年前にアメリカに居たときはテスラがまぁまぁ走るのを見ましたけど、明らかに1%以下。
自動車の購買ライフサイクルを考えても、電気エネルギーがメジャーに変わるには最低で到達でも15年はかかるでしょう。
視点2:業績重視でブレーキを踏める会社か
多角経営は必要な一方で、デスマーチ状態になっては、破綻の道に一直線です。意地になって事業を停止できずに破綻する会社というものはよくあるものです。
米エクソン、設備投資1兆円削減 シェールの開発縮小 (写真=ロイター) :日本経済新聞
エクソンモービルは、市場の需給に応じて、設備投資のブレーキや人員削減もクイックに実行する会社の様です。こういうのは企業文化と考えるので、市場動向、需要減に応じて、ドライにブレーキが踏める会社なのだろうと判断。
視点3:財務諸表と配当指向
一番大事な財務諸表ですが、財務諸表は安定企業そのもの。Revenueの変動, Cost of Revenueの変動は小さいです。
エクソン・モービル(Exxon Mobil Corp.)決算|アメリカ株(米国株) | 投資の森
ミニオイルショックで、営業利益率は一時的に悪化しましたがそれでもプラスですし、直近は持ち直しています。
エクソン・モービル 株式配当 - Investing.com
直近の株価は下がっているとはいえ、増配傾向はキープ。
エクソンモービル株は継続保有
含み益(損)と、配当を相殺してどうなるか考慮は必要ですが、現時点は継続保有と判断と判断。
市場全体の変動の影響は受けにくい業界、企業体質です。
株価そのものの変動に一喜一憂せず、米国長期投資の目的どおり、インカムゲイン狙いで継続保有します。
今後も安定した配当を継続してくれる事を期待です。
↓2冊目は以前やっていたインデックス投資本を紹介。こちらのスタイルが合う人もいると思います。
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