ピアノ・エレクトーンのコンクール中止に寄せて | エレクトーン・ピアノの演奏上達法ブログ

ピアノ・エレクトーンのコンクール中止に寄せて

既報ですが
ヤマハの主催する今期のコンクールが
すべて中止となりました。
 
 
また一般のコンクールも
中止になったり延期になったり
しているようです。
  
 
【中止】
 
>>ピティナステップ
  
>>グレンツェンピアノコンクール
 
>>全日本吹奏楽関連
 
 
【延期もしくは未定】
 
>>全日本学生音楽コンクール
 
>>日本音楽コンクール
 
 
【オンラインコンクール】
 
>>全日本ピアノeコンクール
 
>>ピティナオンラインステップ
 
>>ピティナオンラインステップ
 
 
影響を受けているのは
音楽の大会だけではないですね。
 
春・夏の高校野球も
全国高等学校総合体育(インターハイ)など
学生の皆さんが目標にして
頑張ってきた催しが
今年は実行不可能なことがたくさんあり
がっかりさせていらっしゃる方が多いことは
容易に想像できます。
 
 
試合の結果いかんで
進学の推薦に響く方も
いらっしゃるかもしれません。
 
 
私が思いつきもしない
困難なことに対峙しなければならない方も
いらっしゃるのだろうなと思います。
 
 
話を音楽コンクールに戻します。
 
 
私も高校時代からずっと
(昔はジュニアがなかった)
コンクールにエントリーしていたので
開催されない一年の重みは
十分分かっています。
 
ましてその部門の
最終学年の方の落胆は
察して余りあると思っています。
 
 
ですが開催されない事実は変わらない。
 
だったら今
何をしたらいいのでしょうか?
 
 
 
以前から私は自分の関わる方に
むしろ毎年エントリーすることが
いいことなのか?と
問いてきました。
 
 
コンクールに向けて準備することで
得られることは
本当にたくさんあると思います。
 
 
ですがそのせいで
犠牲にしていることが多いのも事実です。
 
 
ピアノのコンクールはまだ
一期に数曲課題曲を
準備することもあります。
 
ですが
エレクトーンコンクールは
ほぼ一曲にかかりきりになり
即興もコンクール対策として
「 パターン化 」したものを
「 憶える 」行為で一年終わってしまう
こういうことが起こります。
 
 
毎年エントリーすると
これが無限ループになってしまいます。
 
 
コンクールにエントリーすることで
得られることは何でしょうか?
 
一つでも上の大会で入賞すること
これが目標の一つであることは
否定しません。
 
 
ですがこれだけではないですよね?
 
 
たとえばプロの演奏家を目指し
そのためのステップとして
エントリーしたとしても
コンクール入賞者だけが
素晴らしい演奏家として活躍している
わけではないですね。
 
 
世界中には無冠の
でも多くの人が聞きたいと思う
演奏家の方はたくさんいらっしゃいます。
 
 
演奏家になりたいという希望は
コンクール入賞でしか
叶えられないものではないですね。
 
 
コンクールで
優秀な成績を修めることにより
得られるもの
という結果を除外したとき
自分の中に何が残っているでしょうか?
 
 
コンクールが開催されないということは
今年は
「 コンクールの結果が残らない 」
ということだけが事実です。
 
 
それ以外のことは
大会が催されようと無かろうと
できることはたくさんあり
期日が決められていないからこそ
取り組めることがたくさんあります。
 
 
自分はなんでコンクールに出たいのか?
 
今一度これに向き合う時間が
今年なのではないかと思います。
 
 
 
箇条書きにしてみませんか?
 
ご自分がコンクールに出る意味と
コンクールに出ることで
どんな自分になりたいかを。
 
・どうしても弾きたい曲があった 
 
・人の前で演奏したい
 
・テクニックを身につけたい
 
・誰かに何かを伝えられるようになりたい
 
 
色々思いつくまま
できるだけたくさん書き出してみてください。
 
3個4個くらいではなく
それこそもう頭を絞って絞って
こじつけでもいいから
10個「 単位 」で書いてください。
 
 
誰かに見せるわけではないので
「 こんなこと書いたら笑われるかな 」
などと思わなくてもいいのです。

音楽に絞らなくてもいいです。
 
 自分が好きなことを好きな人と
 繋がりたい
 
そんなことでもいいと思います。
 
 
 
自分がコンクールに何を求めていたか
徹底的に
深層心理を掘り下げてみることが
重要だと思います。
 
 
そしてそれを自分の字で
紙の上に書くことが大事です。
 
(本当はマップを描くと良いのですが
 今日は割愛します)
 
このあたりになると
精神論にまで言及することになりますから
今日は触れませんが。
 
 
コンクールが開催されないことで
がっかりしている自分と向き合うことが
これからの方向性を見直し
何を学ぶかという指針になると思います。
 
 
私が生徒さんにお伝えしている
いくつかのことを書いておきます。
 
普段時間が足りないと
どうしてもおろそかになりがちなことです。
 
 
それぞれ理由はありますが
とりあえず内容だけ羅列しておきますね。
 
 
 
・きっちり仕上げようとしなくていいので
 とにかくたくさん曲数を弾く
 
・普段弾かない聞かないものも含めて
 色々な音楽をたくさん聴きこむ
(理由あってYouTubeはダメです)
 
・理論を学ぶ
 
・自己流になっている奏法を見直す
 
・奏法を支える筋力を鍛える
 
・思った指が思ったように動くような
 トレーニングをする
(主に神経系統)
  
・本番の演奏に備えたメンタルトレーニング
 
 
 
 
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時間があれば
「 こんなことしたらいいですよ 」
というものが書けるといいなと
思っていますが
どうやら私の住んでいる地域では
そろそろレッスン再開になる様子です。
 
 
 どんな理論を学んだらいいか?
 そもそも何を弾いたらいいか?
 
など
お尋ねになりたいことがあれば
コメントに書いて頂けれは
個別には無理ですが
概要としてお答えできることは
あるかもしれません。
 
 

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