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レストランで失敗しないテーブルマナーのご案内をしています。

【第20回】懐紙を出すのが恥ずかしい?@日本料理さとき

2019-11-29 11:25:53 | 和食

今回は和食のテーブルマナーを開催しました。利用したお店は、銀座高島屋の裏にあります日本料理のお店『さとき』。小さなお店でカウンター席と個室があるだけ。今回はカウンター席で会席料理をいただきながらレッスンしました。懐石・会席料理の場合は、ほぼほぼ「折敷」またはそれに代わる膳が置かれ、その上にお料理が一皿ずつ出されます。

さて、和食を利用する際に使っていただきたいのが「懐紙」ですが、普段から懐紙を持ち歩いているという人は少ないのではないでしょうか。鞄に入れておいても、滅多に使わないとなると、鞄の中で汚くなってしまって困りますしね。テーブルマナー講座では必ず懐紙を使ってレクチャーしますが、いつも同じ質問が出ますので、今日は懐紙について書かせていただきます。

和食のテーブルマナーでは、手皿といって手を受け皿にして添えて食べるのはNGとされています。見た目には問題ないように思えますが、実はマナー違反になるんです。なぜなら、手で受けるということは、汁や料理をポタポタ・ポロポロこぼしながら食べることが前提になっているからです。つまり「私は食べ方が下手ですよ。お行儀が悪いですよ」と言っているようなものなんですね。

そこで、よくある質問が「Q:懐紙っていつ出せばいいの?」というものです。懐紙が必要な時というのは、お造りや煮物、天ぷら、骨出し、あとは汁物がある場合などですが、食事が始まってからゴソゴソと鞄から出すというのは場の空気を悪くしかねないので、私は食事が始まる前に2,3枚をあらかじめ出して、折敷の横に置いておきます。そうお伝えすると次なる質問が…

「Q:自分だけ懐紙を出すのは恥ずかしいのですが…」というもの。たしかにね、懐紙を使う習慣がないと持っている人がほぼいないわけですから、そんな席で自分だけ懐紙を出すのは気恥ずかしいというのもわかります。ただ、恥ずかしいことではなく、むしろ「おっ、大人じゃん」「あらっ、粋な人」みたいな印象になるので、迷わず堂々と懐紙を出したほうがいいです。また、懐紙を使う人が一人でもいるとその場が締まります。ぜひ、遠慮せずに懐紙を出しておきましょう。すると、次なる質問が…

「Q:懐紙を持っていない人にあげたほうがいいのでしょうか?」というものですが、自分から「使ってください」と差し出すのは余計なお世話なので控えましょう。ですが、あなたが懐紙を出したのを見て「あら、素敵ね」とか「大人ですね~」とお声をかけられた場合は、「良かったらお使いになりますか?」と質問形式で促されるといいですね。それで相手が「ぜひください」となれば差し上げますが、使い方を知らない人は遠慮すると思いますので、こちらから押し付ける形は控えましょう。

また、今や尾頭付きで出る料理ってめったにありませんので(行儀事は除く)、魚を食べるときに骨が口の中に残るという事が少ないですが、もし骨が口の中に残る場合は、懐紙で口元を隠しお箸で骨を出すようにすると美しいです。和食をスマートに食べられるととても楽しくなりますよ。

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