お立ち寄りいただきありがとうございます。
心とからだの研究室『ここ・からラボ』代表の かたおかのぶえです。
自分のからだに興味を持ってほしい。
自分のからだのことを知ってほしい。
自分のからだのことをもっと大事にしてほしい。
という気持ちで始めた「からだはすごい!」シリーズ。
第13回は心臓がすごい件。
第20回は十二指腸がすごい件。
第23回は肝臓がすごい件。
「あって当たり前」「動いて当たり前」と思いがちなからだの機能がホントはすごいんだぜ!!ってことを、わたし独自目線でお伝えするシリーズ第24弾!
今日は胆のう。
胆のうさんは肝臓のそばにひっそりと存在する小さななすびみたいな形の臓器です。
小さなからだで大きな仕事をしてくれてます。
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胆のうはすごい。
ほんまにすごい。
何がすごいってその自己主張がすごい!
胆のうは肝臓のそばに引っ付いている小さな臓器。
日々肝臓から分泌される胆汁を蓄える。
小さな50CC程度の容量の臓器なのに、肝臓から分泌される胆汁は1日1ℓ。
いわば、ヤクルトの容器に1ℓの水を注ぎこむような具合である。
どだい無茶な話である。
なのに、1ℓの胆汁を格納するために、胆のうは自分の形を変えるではなく、胆汁を濃縮して蓄える。
胃や腸などの他の臓器は入ってくるものの量に合わせて自らの大きさを変えて対応するというのに、胆のうは違う。
自らはありのままで、入ってくるものの形を変えて自分に合わせさせる。
ヤクルトはヤクルトのまま、無理やり入ってくる相手を変える。
小さなからだでありながら、自分のあるべき姿を貫く強さを持っている。
また、胆汁はビリルビンという黄色い色素を含んでいる。
胆のうや肝臓に負荷がかかり、機能が低下するとそのビリルビンが血中に流れ出て、皮膚や白目が黄色く見える「黄疸」という症状が現れる。
通常、内臓とくに肝臓などは「沈黙の臓器」といわれるほどに、相当な負荷がかかっても表面上に症状がみられないというやっかいな特性を持っているが。
胆のうはビリルビン濃度を上げて皮膚の色を変え、目に見える形で自己の負担を主張する。
肌が黄色くなればさすがに気づかないわけにはいかない。
肝臓や胆のうに負荷がかかり過ぎており、対策が必要であることを視覚的に強く主張して訴えてくる。
なんてすごいんだ!
胆のうさん!!
胆汁の濃縮還元という作業を繰り返し、脂質を分解してくれてありがとう!!
からだの肝(きも)に負荷がかかっていることを目に見える症状で教えてくれてありがとう!!
自分のあるべき姿を貫く強さを教えてくれてありがとう!!
今日もお付き合いありがとうございました。
また明日。
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