腸に穴が開く「腸もれ」に要注意

食生活の偏りや生活習慣の悪さがまねく腸もれについて解説し、対策や予防の大切さ、腸内環境改善のためのアドバイスをします。

腸の働きを良くするお酢や食物繊維を摂ろう

2019-11-23 16:24:52 | 腸内環境
腸の働きを良くするお酢や食物繊維を摂ろう




私たちの健康や美容、体型にまで大きな影響を与える腸。

腸の機能を向上させることで、私たちにはさまざまなメリットがあります。

では、その腸の機能を促進させるお酢やその他の食べ物について紹介できればと思います。




なぜお酢は腸の働きを良くするの?



お酢は腸内環境を良くすると今とても注目されている食品です。

なぜお酢が良い腸内環境作りに有効なのでしょうか?

その理由は、お酢には、必須アミノ酸とクエン酸が豊富に含まれているからです。

まず、必須アミノ酸とは私たち人間が自分の体の中で合成できない(作ることができない)アミノ酸なのですが、この必須アミノ酸は善玉菌の働きを活性させることが分かっています。

善玉菌の繁殖を促進するのです。

そして、クエン酸についてですが、クエン酸はヒトの体温を上げるという働きがあります。

体温が上がるということは、腸の動きが円滑になるわけなので、腸の機能が促進されるという面があります。

それに加え、体温が上がると腸内で分泌される消化酵素も活性するため、消化も良くなります。

体内で働く酵素はヒトの体温が36.5~37.0くらいのときにもっとも活性するそうです。

こうして消化が良くなると、悪玉菌の繁殖の元である未消化の食べかすを減らすことができるため、腸の働きを良くすることができます。



腸内菌のエサになる食べ物で腸の働きを良くしよう



前項では腸内の善玉菌の繁殖を促したり、体温を上げることによって酵素の活性を促したりするという側面から腸の働きを良くするお酢について説明しました。

お酢以外にもおすすめしたい食品は食物繊維の多く含まれる食品や、発酵食品などです。

食物繊維は、腸で吸収されにくく、腸内に溜まってしまった老廃物など、残しておくと腸内環境を悪化させる因子となるものを自身の体に吸着して排便までもっていくという働きをします。

いわゆる腸の掃除屋さんとでも言うべき存在が食物繊維なのです。

また、食物繊維の中でも水溶性食物繊維は、腸内菌のエサになることで知られています。

発酵食品も腸内菌のエサになる食品です。

キムチや納豆などの発酵食品は、発酵菌で構成されているわけですが、こうした菌は水溶性食物繊維と同様に腸内菌のエサとなります。

逆におすすめできないのは、ラーメンや揚げ物、ジャンクフードなどです。

これらは、腸内の悪玉菌が大好物な食品。

悪玉菌の繁殖を増やしてしまい、腸内菌のバランスを壊してしまいます。

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免疫力を高めるコツは腸内環境?

2019-10-02 18:05:12 | 腸内環境
あなたは風邪を引きやすい体質ですか?

人によって風邪を引きやすかったり、引きにくかったりするわけですが、それは言い代えれば風邪に対しての免疫力が強いか弱いかという事になります。

実は、この免疫力を左右するのは主に「腸」なんですよね。

このページでは、なぜ免疫力を腸が左右するのか?また免疫力を高める腸を作るにはどのようにしたら良いのか?をお話したいと思います。



免疫力と腸の関係



一見すると、免疫力と腸は全く関係ないように思えますよね。

私たちは食べ物を食べると、胃で分解が行われ、その後腸に運ばれ、腸内で食べ物の吸収が行われ、吸収された栄養分が血管に取り込まれて全身に栄養が運ばれます。

このように私たちの体の構造上、口から腸までが“筒”のような形式になっていて、最終駅が「腸」という事なんですよね。

ただ、私たちの口から入るものは、食べ物だけではありません。

空気中に浮遊している病原菌やウィルスなど、体に有害なものも知らず知らずのうちに取り込んでしまっているわけです。

こうして口から入ってしまった有害菌は胃や小腸も通過して大腸に届いてしまうものもあります。

それでもし、大腸の壁も通過してしまうとなれば、病原菌やウィルスが血管に取り込まれ全身を回る事になってしまいます。

このような理由で、私たちの腸内には全体の6割にも及ぶ免疫細胞が常在してるんです。

病原菌やウィルスの侵入を食い止める最後の砦という形ですね。



免疫力を低下させる腸内環境とは?



腸内に全体の6割の免疫細胞があるといっても、腸の状態によって免疫細胞がきちんと機能しない場合があります。

それは一言で「悪玉菌が増殖している」腸内です。

悪玉菌は腸内菌の一種ですが、これが一定のレベル以上に増殖してしまうと、腸内にある食べ物の残りカスなどを腐敗させて有毒物質を生成したり、有毒なガスを発生したりします。

こうなってくると腸内は本来の弱酸性からアルカリ性に傾くのです。

腸内がアルカリ性の状態は、病原菌やウィルスがとても住みやすい環境となりますし、免疫細胞もアルカリ性の環境下では活性しにくいのですよね。

ですので、悪玉菌が増殖している腸内環境は免疫力を低下させるとう事になります。



悪玉菌を増やさない生活が免疫力を高める



では、悪玉菌を無駄に増やなさいようにするにはどうすれば良いのでしょうか?まず、悪玉菌が増える要因を徹底的に排除していく事です。

悪玉菌は普段の食生活や生活習慣、ストレス、運動不足などで増殖してしまします。

ですので、消化やバランスの良い食事を摂り、ストレスを解消したり、適度な運動をする事が必要になってきます。

また、悪玉菌に対抗する働きをする善玉菌を直接体外から摂る事も有効です。

今では善玉菌が腸まで届くサプリメントやヨーグルトなどが市販されているので、このようなモノを活用するのもおすすめです。

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酵素は体外から摂取できるの?

2019-09-15 21:30:37 | ダイエット
酵素は私たちが生きていく上で必要なものですよね。

最近では、ダイエット、美容にも酵素を用いた商品がたくさん販売されるようになってきましたが、何よりも酵素は私たちの健康を維持する上で欠かせない要素です。

酵素は、私たちの体内でDNAの情報が基になり生成され、体の各臓器が正常に動くように指令を出します。

いわば酵素が私たちの生命活動の起点になるのです。

例えばあなたが呼吸をしたり、手足を動かしたり、思考を凝らしたりする際に酵素は起点となり、そして消費されます。

加えて、あなたが無意識に動かす心臓、胃、腸も酵素が起点となります。

だから酵素は本当に私たちのとって必要不可欠なものなんです。



酵素は体外からは補給できない



近年、酵素への理解が高まり、それに伴って「酵素を体外から補給する」食品やドリンクが市販されるようになりました。

でも、これらは、私たち自身が生成する酵素に成り代わる事はできません。

なぜなら、前項でも少し述べたように、酵素は私たちのDNAの情報が基になり作られるからです。

ですので、酵素は人によって内容が違います。



酵素を体外から摂ることは無意味なのか?



「じゃあ、市販されている酵素サプリメントやドリンクは飲んでも意味がない?」と思われるかもしれませんが、実はある意味効果があります。

私たちの酵素に成り代わる事はできませんが、こういった酵素サプリやドリンクを飲んだ場合、胃の中で栄養の分解をサポートします。

ちょっとイメージしてもらうと分かるのですが、洗剤などにも酵素って含まれていますよね。

この場合、この酵素はどんな役割をするかと言うと、衣類を柔らかく仕上げます。

同じ事が食べ物にも作用します。酵素サプリやドリンクを飲んだ後に食べ物を摂ると、食べ物は柔らかくなり、消化されやすくなります。

この仕事は本来、潜在的に私たちが持っている酵素が行うのですが、それをサポートしてくれるのです。



酵素サプリなどで摂取した酵素の活動時間はわずか



しかし、食物や酵素サプリで摂取した酵素は胃の中でずっと活動できるわけではありません。

食物や酵素サプリなどに含まれる酵素はタンパク質なので、胃酸によって分解されてしまうからです。

ですので、酵素として活性するのは、ほんのわずかではないかと思われます。

これらのことから、酵素を摂るタイミングにも気を付けるべきです。

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ダイエットに効果大!麹菌の働きとは?

2019-08-31 20:21:48 | ダイエット
酵素は消化や代謝を活性化させるので、ダイエット効果がある事が近年注目されるようになってきましたよね。

酵素は現時点で3,000種類発見されていて、これからも色々な種類の酵素が見るかってくると思います。

そんな酵素の中でも、「麹」は酵素の宝庫と呼ばれ、最も注目されているんですよね。



強力なダイエット効果?麹酵素



麹酵素は酒造の製造過程で用いられるあの「麹」です。

米、麦、大豆などの穀物や、お米を精白する時に生じた糠(ぬか)やふすまに麹カビを繁殖させたものです。

この、麹が生成する酵素がダイエットに効果大という事なんです。



麹酵素はどんなふうに私たちの体に作用するの?



麹には「麹菌」が含まれています。実は、この麹菌は私たちの体内に入ると菌糸をニョキニョキっと出して、でんぷんやタンパク質をバンバン分解し始めます。

特にでんぷんはブドウ糖の塊ですから、これは摂りすぎると太る原因になるのですよね。

これを麹菌は分解していき、同時に酵素を生成し始めます。

そして、このようにして作られた酵素は消化や代謝を助けていきます。

これって、ダイエットをしている人にとって良くないですか?

麹菌は太る原因となり得るでんぷんを分解してくれますから、消化不良ででんぷんが脂肪として蓄積されるリスクはかなり激減します。

そして、酵素をたくさん作ってくれますから、消化や代謝の機能が活性化されるわけです。

そうすると、私たちは痩せていくわけですね。

ダイエットというと、「運動しなきゃ・・・」とか、「食事を制限しなきゃ・・・」とか、ほとんどの人は真っ先にこういう事を連想しますよね。

ですが、運動や食事制限を特にしなくても、酵素を摂って消化や代謝の機能を上げれば、健康的に痩せる事ができるのですよね。

ですので、あなたがもしダイエットを考えているけど運動や食事制限に抵抗を感じるなら、酵素を活用してダイエットする事をおすすめします。



どうやって麹酵素を摂れば良いの?



麹酵素を食べ物から摂る事は基本的には難しいです。ですので、生きた麹菌が配合されているサプリメントなどで麹酵素を摂る形になります。

実は、麹菌は40℃を超えると死滅してしまうと言われています。

ですので、商品を選ぶときは加熱が前提として作られているものは避けた方が良いですね。

また、飲み方にもちょっと気を付けて下さい。

酵素サプリメントは毎食必ず食前に飲むべきです。なぜなら、酵素は消化を助けるからです。

できれば食前の20分くらい前には飲んでいた方が良いです。

麹菌は体内に入ってから菌糸を張り巡らせるので、その作業が完了し、食べ物を受け入れる状態になっているのがベストです。

これを知っているか知らないかが、痩せる痩せないの明暗を分けるかもしれません。

腸内環境とうつ病の関係性について

2019-08-16 22:40:51 | 腸内環境
現代人の私たちは毎日毎日たくさんのストレスを受けながら生活しています。

昔と違い今は職場や学校で受けるリアルなストレスに加え、SNSが原因で受けるストレスもだんだん増えてきており、社会問題として取り上げられるほどになっています。

そのようなストレスが長期化するとうつ病を発症する可能性も高くなるわけです。

ですので、私たちはストレスをうまく回避する術を身に付けた方が良いのです。




うつ病の原因の1つは脳内のセロトニン不足




では、なぜ人間はうつ病になってしまうのか、そのメカニズムをまず理解しておきましょう。

うつ病の原因となるものは、複数あるのですが、その中で主立ったものとして「脳内のセロトニン不足」があげられます。

セロトニンとは、神経伝達物質なのですが、別名「幸せホルモン」とも呼ばれます。厳密に言えばセロニンはホルモンではないのですが、それによく似た働きをすることから、そのように呼ばれているのですよね。

このセロトニンが脳内で分泌されると、人間は幸せを感じるわけです。

また、このセロトニンはストレスに対抗する物質でもあるのです。

事実、うつ病患者にはセロトニンが不足している傾向があります。




セロトニンは腸と脳で作られる




セロトニンは、脳でも作られる物質ですが、腸内でも作られています。

私たちの体内で作られるセロトニンの大部分は腸内で作られます。実は脳に存在するセロトニンは全体の2%ほどなのです。

それであれば、腸のセロトニン量を増やせば、それが脳内に届くので、脳内のセロトニン量が増加し、うつ病の改善になるのでは?とあなたは考えるかもしれません。

しかし、腸で作られるセロトニンは腸内でしか働きません。脳まで運ばれることはないのです。




腸内環境が脳内セロトニンの生成に関与する理由




しかし、腸と脳内セロトニンは密接な関係があります。

どういうことかというと、脳内でセロトニンが作られるためには、腸からトリプトファンと呼ばれる栄養が吸収されなければならないからです。

つまり、このトリプトファンは食事から栄養として体内に取り込まれ、その後脳に届き、それを原料にしてセロトニンが作られるというわけです。

ということは、腸内環境を普段から良い状態にキープしていないと、脳内にセロトニンを作るための材料が十分供給できないということになります。

このことから、腸内環境を改善することがうつ病の予防や対策になったりするというわけなのです。