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2020年01月30日

どん底で見つけたもの






忘れていた大切な物   

あの日私はどん底に落ちた
真っ暗闇の断崖絶壁の底
周りになにがあるのかさえ分からず絶望していた

目は見えているはずなのに
光も目印になるものもなく
周りには何も見えず

耳は聞こえているはずなのに
自分の動く小さな音以外
なにも聞こえてこず

手足で回りを確かめるも
触れるものは
地面とわが身だけ

その中で身動きするのも躊躇(ちゅうちょ)する
立ち上がり歩くこともままならず
なにも出来ずにしばらく時間を過ごす

そんな中疲れ果てて
半分人生をあきらめて座り込んでみる
意味なく手探りで回りを少しづつ確かめる

その場には何もないが
慣れてきたのかうすぼんやり
近くの場所だけの視界少しだけが広がってくる

どうせ何もないだろう
そう思って自分の周りを
改めて確かめてみる

何もないと思っていた
どうしようも出来ないと思っていた
でも 思っていたのとは違う

目に見える物 手で触れるもの
それ以外で感じられるもの
私の周りにはたくさんあった事に気が付いた

失くしたものは大きかったけど
それ以前に 今まで大切だったもの
それを忘れていた事に気が付いた

失くしたものをずっと悔やむより
今ある大切なものを
これからずっと守っていこうと思った

それは失くしたものを
もう二度となくさないようにするのと同じように
もうこんな思いは二度としたくないから

五体満足
それだけで幸せではないか
生きているだけ儲けもの

その思いが現れた時
どん底だった私の上に
小さな光が見えた

何ももっていない私だったけど
それでもジタバタしてみると
実は周りにたくさんの物が落ちている事に気が付いた

いまの私は何でもできる
そう信じて そこであるもので
どん底からの脱出を試みてみる

何ができるかと考え
自分が案外やれる人間だったと
その時気が付いた

過去のスキルと経験を使い
今までにない新たな発想で
頂上からハシゴをかけることができる事に気が付いた

ハシゴはまだできてないし
道具もまだまだ足りない
でもね いまはその希望だけでいいの

頂上に行けるっていう希望
それに向けて今は日夜努力中
そしていつの日か

頂上からの景色を眺め
あなたを上から見下ろし
そして 正々堂々と見下してやるんだ
















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posted by takaore at 17:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方
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誤字脱字が多いアラフォーの元主婦です。 takaoreの由来は残してきた二人の子供から取っています。 大きな病気を抱え闘病しながら今はアルバイトをしてなんとか生活しています。
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