今日は、私が離乳食づくりで困ったことの1つ、卵の進め方について紹介していきたいと思います。
- 3大アレルゲンのうちの1つである卵。進め方には特に注意しよう
- アレルギーを恐れて敬遠することはおすすめしない。アレルギー体質の子は医師に相談しながら早めに始めよう
- 卵の進め方
- 全卵1個って何g?実際に測ってみた
- 最後に
3大アレルゲンのうちの1つである卵。進め方には特に注意しよう
まず最初に。卵はアレルギーの特定原材料7品目のうちの1つで、
その中でも特に多くて重篤な症状を引き起こすことで知られている、
3大アレルゲンのうちの1つです。(他2つは牛乳、小麦)
アレルギーを恐れて敬遠することはおすすめしない。アレルギー体質の子は医師に相談しながら早めに始めよう
前回の記事でも書きましたが、アレルギーを恐れるあまりに「アレルゲン食材を食べさせる時期を遅らせる」のは、逆効果である場合があります。
早い時期からアレルゲン食材を摂らせることでアレルギーを予防できると考えられるようになってきた
こんな記事がありました
要約すると、
- アレルギーを起こしやすい乳児を2つのグループに分けた
- 片方のグループには生後半年から加熱した卵を少量ずつ与え、もう一方にはカボチャを与えた
- 結果、1歳まで追跡したところ卵アレルギーを発症したのは食べなかったグループで38%、食べたグループで8%であった
という内容です。
効果の判断に誰かの主観等が入らないよう、結果が出るまでは参加した保護者も医師も誰が卵で誰がカボチャを食べたのかわからないようにしたそうです。
卵もカボチャも粉末にされており、見た目ではわからないようにされていたと。
ちなみに卵の代わりにカボチャを使った理由は理科でいう「対照実験」というやつであり、カボチャが悪さをしたわけではありません。カボチャは悪くありません。
さらに、息子と通っている小児科の先生からのお話では、
ピーナッツアレルギーに関して、
ある国ではピーナッツアレルギーの発症率が大変低い。その理由は乳幼児期から少量ずつのピーナッツを与えているからであることがわかった。
乳幼児期からピーナッツを与えていた子どもと幼児期まで一切与えないようにしていた子どもとではピーナッツアレルギーの発症率に何倍もの違いがあることが明らかになった。
とのことでした。
(国名もおっしゃっていたのですが忘れたので調べたところイスラエルのようですね)
このように、アレルゲン食材は可能であれば早い時期から与えた方がよいことがわかってきたのです。
ただ、離乳食期ごとに食べられる食材は変わってくるので、
当然まだ食べられないものは医師の指示がない限り、焦って与えないでくださいね!
私はそばアレルギーを防ぎたくて、せめて母乳から移行してやろうとそばを食べた後に授乳してみたり、息子がいる部屋でそばを茹でて様子見たりしました(^^;
卵の進め方
前置きが長くなりましたが、それでは卵の進め方です。
※必ず小児科が空いている日の午前中に与えるようにしましょう!
よく加熱したものをごく少量から与えます。最初は固ゆで卵の卵黄のみ。
初めての食材は1さじ(小さじ)から、と言われますが、卵に関してはより慎重に少ない量から与えるという考え方があります。
具体的には、
最初は耳かき1杯分。(これも1口で食べさせるのではなくおかゆに混ぜて少しずつ与えてください)
※この時、卵白に触れていない部分をとるように注意してください。(詳しくは下のリンク記事へ)
大丈夫だったら、1日空けて再度耳かき1杯分。
やはり大丈夫だったら、また1日空けて今度は耳かき2杯分。
大丈夫なら、同様に1日空けて再度耳かき2杯分。
それも大丈夫なら、次は耳かき3杯分・・
というように、少しずつ増やしていきます。
小さじ1くらい食べられるようになったら、その次は小さじ2でOKです。
そのくらいまで症状が出なければ、ほぼ安心と考えてそれ以降は普通に食べさせて大丈夫のようです。
まあここまで来たらドカッと増やそうにも与えられる量の上限にすぐ届いてしまうので心配いらないでしょう(^^)
※卵の目安量:モグモグ期…卵黄1個まで カミカミ期…全卵1/2個 パクパク期…全卵1/2~2/3個
私も結果としては今のところ卵アレルギーは発症していませんが、ごく少量から始めました。
固ゆで卵の詳しい作り方・卵黄の取り出し方はこちら↓
卵黄にすっかり慣れたら(初めてから1ヶ月経過する頃)、卵白も同様に。最初は卵黄の卵白に触れていた部分を与えてみるところから
鶏卵アレルギーのアレルゲンはほとんどが卵白にあると言われています(だからといって卵黄の方をおろそかにしてはダメですよ) 。
そのため、卵白を与える際は卵黄以上に勇気が必要です(笑)
勇気だけで手順は同じ。
ただ、「卵白に進もう!」と思った時は、
「卵黄の卵白に触れていた部分」(卵黄のみの時は避けていた部分)
を最初に与えてみるとよいと思います。
重篤なアレルギーの場合は少しでも成分がついていたら反応があるはずなので、こうすることによってアレルギーがあった場合でも急に重過ぎる症状が出ることをある程度防げると思います。
全卵1個って何g?実際に測ってみた
ここまでで卵の進め方は大丈夫でしょうか。
さて、ある程度卵を進めた後で次に困るのが、
離乳食の目安量としての「全卵1/2」や「2/3」表記ではないでしょうか。
モグモグ期は卵黄1個までなので楽ですが、カミカミ期やパクパク期は困りますよね。
再度参考:モグモグ期…卵黄1個まで カミカミ期…全卵1/2個 パクパク期…全卵1/2~2/3個
固ゆで卵なら半分に割れば1/2だけど、2/3は目分量じゃキツイし、
茹で卵以外にも色々作りたいですよね。オムレツとか茶わん蒸しとか卵とじとかスクランブルエッグとか・・色々作りたい!
それに「卵1個」ってMサイズのこと言ってるの?Lサイズでもいいの?
はたまたSサイズなの???
ということで、卵1個がだいたい何gなのか、実際に測ってみることにしました。
私はいつも「生活クラブ」という生協で買ったたまごを離乳食に使っているのですが、
こちらでは大小様々な大きさの卵が入ってきます。
写真をとっておけばよかったですが、この回よりもっとばらばらな時もあります。
どうやら10個全体で重さを合わせているようで、とても小さなものとかなり大きなものが入り混じっていることもあります。
離乳食で卵を与え始めてから半年以上経ちますが、その中で一番小さかったもので、
殻を除いて40.4gありました。
測った中で一番大きかったのは、57.6gでした。
(これらも写真を撮っていなかったのが悔やまれます)
このことから、
全卵(可食部):
最小 40g
最大 60g
くらいと考えていただけるとよいと思います。
この結果を元に、私はカミカミ期では20gから始め、カミカミ期後期では30gまで増やし、
パクパク期には30g程度から始め、現在(1y1m)では40gまで増やしています。
ネットで色々調べると、Mサイズでだいたい50g、Lサイズで60gと出てきますね。
私が実際に測った重さとも一致しています。
おそらくSサイズで40g、Mサイズで50g、Lサイズで60gというところでしょう。
息子は4200g超えで生まれてそのままかなりの大きめで育っているので最大に合わせちゃってますが、内臓の負担等考えてもMサイズに合わせた方がいいのかもしれません💦
今度小児科に行ったときに相談してみようと思います。
正確に測りたい人に白身を粉々にできる100均便利アイテムをご紹介
全卵の量もわかりました。では最後に、
「何gってわかっても、卵白って固まりでズルッてついてきちゃうからちょうどいい量が測れないよ~!」
という方のために(私です)、オススメのアイテムをご紹介します!
以前の記事で紹介した100均3種の神器のうちの1つ。
記事はこちら↓
この記事の
「その2 卵白を切れるミニ混ぜるやつ~!」!!
こちらは泡だて器のような形状の部分が平たい板になっていて、その板の部分で白身をズバズバ切ってくれるというシロモノです。ダイソーで買いました。ちなみに食品にも安心な日本製。
これを使ってちゃちゃっと数秒混ぜれば~、
これで正確に測れるようになります。
最後に
いかがでしたでしょうか。
この記事で、これからのママパパの不安が少しでも解消できれば幸いです!
役に立ったらブクマやシェアをよろしくお願いしま~す^^
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