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入院し大腸ポリープを切除するはずが何もせずに早期退院になった訳

入院中点滴したソルデム1輸液
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入院し大腸ポリープを切除するはずが何もせずに早期退院になった話

 

長期入院に備え仕事も含め、いろいろと準備して迎えた今回の入院。
しかし金曜日に入院して翌週の水曜日に一旦退院となってしまいました。

 

トータル6日間で退院した理由なども含め、今回の入院の経緯をまとめてみました。
 

今回は、前回の消化器内科への外来で伝えられたとおり、大腸ポリープを切除してもらうための入院です。
[blogcard url=”https://heartheart.info/colorectal-polyp-and-icd/”]
↑これまでの経過はこちらに詳しく書いています。

 

簡単にまとめると、私は心疾患で血液サラサラ系の薬を飲んでいます。
このままでは大腸ポリープを切除できないので外来の先生からは、「血液サラサラの薬の効き目がなくなってから切除しましょう」とのことで、血液サラサラの薬の効き目をなくすまで入院日に加算されています。
『入院診療計画書』での予定では、2~3週間という話でした。

目次

入院診療計画書の病名は大腸ポリープ

大腸ポリープで入院初日

前回去年のアブレーションで入院には多少は慣れていましたが、消化器内科は病棟も違い、初めて行く病棟です。

[blogcard url=”https://heartheart.info/catheter-ablation1/”]

 

入院手続きをし、いよいよ初めて行く消化器内科の病棟へ出発です。
病室は空き部屋がないとのことで、最初は差額ベッド代がかかる2人部屋との説明を受けました。

 

身長と体重、血圧を測りシャワーの予約の仕方などを聞き、部屋へ。
2人部屋で、80代の元気で上品なお爺さんとしばらく同居することになりました。

 

このお爺さん、朝は日経新聞をスクラップし、昼間は忙しそうにパソコンのタイピング音が聞こえてきて、デイトレでもやっているのかと思うほどなかなかバイタリティ溢れるご老人でした。
病名は聞きましたが個人情報なので伏せておきたいと思います。

 

入室してすぐに、担当の看護師さんに挨拶され、採血を取られました。
その後、レントゲンと心電図の検査を受けに部屋を後にします。

 

一通りの検査を終え、病室へ戻ると担当になった○○ですと主治医の先生から挨拶された。
とても若い女性の先生で、入院後の内視鏡治療についての簡単な説明も受けました。
お昼前に、半休を取って入院手続きに付き合ってもらった相方が仕事に向かうとのことで病院をあとにしました。
(いつもありがとう)

 

お昼ご飯を食べていると、いよいよ入院したんだなということが徐々に実感してきました。
心疾患減塩メニュ病院食

もちろん、私の病院食は心疾患用の減塩メニューです。

 

看護師さん曰く、一応私は、病院内フリーではなく棟内フリーだそうです。
1階のコンビニに行く時は、「ナースステーションに一声かけてね。」とのこと。
この日は、ほぼなにもなくベッドでゴロゴロして過ごしました。

 

 

主治医の先生から思いもよらない言葉

 

翌日の朝に主治医の先生から思いもよらないことを告げられます。

「○○さん、月曜日の内視鏡を受けたら一旦退院しましょうか?」

初日に主治医の先生から、前回から1年ほど経っているので月曜に内視鏡検査を受ける説明を受けていました。
その後は、血液サラサラ系の薬の効き目が抜けるまで入院して、再度内視鏡で大腸ポリープを切除する流れでした。

 

しかし、再度循環器内科と協議した結果、

血液サラサラ系の薬を抜くのは血栓症のリスクがある

との結論に達したようです。

ですので、今回の入院は大腸内視鏡検査だけということになりました。
健常者だと、その場で大腸にポリープがあれば切除できるのですが私には検査のみで終了です。

 

患者としては今更言うなよ感もありますが納得するしかありません。

 

 

大腸内視鏡検査前の2種類の下剤

 

大腸内視鏡検査の前に、腸をキレイにしておかなければ肛門から内視鏡を入れて検査することはできません。
普通の下剤を前日に飲み、当日に『ニフレック』という経口腸管洗浄剤で、腸のなかをキレイに洗い流すイメージで大量の水のような液体を飲むミッションが残されています。

 

大腸内視鏡検査前日に飲む下剤

私が飲んだ下剤、ピコスルファートナトリウム内用液0.75%

 

大腸内視鏡検査の前日の寝る前に、上の画像にある『ピコスルファートナトリウム内用液0.75%』をコップ半分の水で薄めて飲みます。
前回の検査の時は確か錠剤だったと記憶していますので初めて飲むかと思います。

 

すると、翌朝早朝に腹の激痛で目が覚めます。
すぐにトイレに駆け込みますが激痛が止まりません。
次第に、吐き気と冷や汗も出てくる始末。
副作用ですかね。30分ほど痛さを我慢してトイレを後にしました。

 

ニフレックを飲めなかった私が実践して飲めた簡単な方法

ニフレックを飲めなかった私が実践して飲めた簡単な方法

 

前回不味くて不味くて嘔吐き(えずき)ながらのんでいたニフレック。
今回は、前回の反省を生かし、夜勤の看護師さんに作ってもらったニフレックの液体をキンキンに冷やしておいてもらいました。
合わせて、水で薄めて飲んでも良いとのことなので、冷えた水(1リットルペットボトル2本)を下のコンビニで買ってきて用意しておき、もう1本は冷蔵庫で冷やして保管しておきました。

 

検査は午後からで、午前9時頃に看護師さんが『ニフレック』を運んできてくれていよいよスタートです。
2リットルのニフレックを2時間かけてゆっくり飲みます。
コップ半分を水で薄めた1杯を10分おきに飲むイメージです。

 

半分の1リットルを飲む頃に、下剤が効いてきます。
それ以降は、トイレ、飲む、休憩、トイレ、飲む、休憩の繰り返しです。

 

前回は、ぬるい『ニフレック』をそのまま飲んだことで、オエオエと嘔吐いてしまいとても苦労した経験があったことが今回は活きました。
今回は、冷やしたら飲みやすいなどのネット情報を参考にし、水で薄めつつ飲むことにしたことで、前回の飲み物が嘘のように飲みやすくなったではありませんか。
皆さまも飲む機会がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

サイレースという鎮静剤と大腸内視鏡検査

サイレースという鎮静剤と大腸内視鏡検査

 

前回の大腸内視鏡検査は、普通に起きたまま実施しましたが、今回は鎮静剤を使用する旨の説明を受ける。

 

そこで、「点滴を打ちながら途中で鎮静剤を使用しますよ」という同意書にサインしました。
担当医の先生の話だと、一時的に記憶障害のような症状になることがあるらしいです。
鎮静剤は、検査が始まる時に『サイレース』という名前の薬を点滴ルートから静脈に注入するそうです。
検索してみると、サイレース(フルニトラゼパム)は錠剤では向精神薬のひとつとして睡眠薬として使用するようですね。

 

時間になり、点滴スタンドを転がしながら地下を通り検査室へ向かいます。
検査室では、上下使い捨ての服に着替え指定された部屋の前で暫く待ち、呼ばれると大きなモニタがある検査室のベットで技師の方にお尻を向ける形で横になります。

すぐに、内視鏡が肛門から挿入され、大腸の様子がモニタに大きく映し出されました。

 

今回は、その後天井を向く形に体勢を変えるように指示され、お尻を下にして足を組む形になりました。
同時に、点滴ルートから鎮静剤を注入されていたのでこれ以降の記憶がまったくありません。
鎮痛剤がこんなに効き目があるとは思いませんでした。

 

名前を呼ばれ目が覚めると検査はすべて終わっていました。
時間にして30分ほどでしょうか?
アブレーションの時の全身麻酔と違い普通に立てましたし、支えられながら立って部屋の外へ移動もできました。
部屋の外には車イスが用意されていて、病室まで車イスで運ばれ検査は終了となりました。

 

 

今後の大腸ポリープの治療方針の説明を受ける

内視鏡検査後は葛湯

 

内視鏡検査後、夕食は葛湯でした。
私は葛湯を記憶がある限りでは産まれて初めて食べることになりました。

 

仕事が終わった相方が来て、主治医の先生ともう一人の先生による今後の治療方針の説明を受けます。
別室に呼ばれ、先ほど受けた内視鏡検査の画像を見せてもらいながらの説明です。
 

メモを取っていたので箇条書きにまとめました。

  • ポリープは2個あり、両方ともにS状結腸という場所にある。
  • 1個は亜有茎性ポリープという山型で茎の大きい場所で20mm。もう1個は有茎性ポリープというキノコ型で7mm。
  • 血液サラサラの薬を止めると血栓症のリスクがあるので飲んでいる状態のままでポリープを切除する。
  • 大きい方のポリープは、出血のリスクがかなり高い。
  • 処置後、最低1週間は絶食となる。
  • その後も経過をみるので合計2~3週間の入院。
  • 切除する日は、7月初旬。
  • 次回の入院は、ポリープを切除する前日。
  • 切除したポリープは病理検査して癌化しているか調べる。
  • もし癌化していた場合は、内視鏡でその組織を取り除く治療をする。

こんな感じです。
大腸自体は粗大病変もなくとてもきれいだといわれました。
どうなるのかは、ポリープを切除してからですかね。

 

クリックで開きます

大腸ポリープの画像(グロ注意)
左上の突起物が7mmほどのポリープです。
私の切除する予定の大腸ポリープ
もうひとつはもっとグロいので掲載を控えました。

 

 

今回のプチ入院でかかった費用

大腸ポリープ診療明細書

 

診療明細書をみると、大腸内視鏡検査の点数は、1,550点なので1.5万円ほど。
包括評価(DPC入院料)が16,000点ほどなので、約16万円。
保険対応分(3割負担)は、トータルで5.5万円ほどの会計になりました。

 

入院で初めて払った差額ベッド代

 

ちょっといやらしい話ですが、結局、今回の入院は、大部屋を希望したにもかかわらず、ずっと2人部屋でした。
大部屋利用では差額ベッド代がかかりませんが、2人部屋は差額ベッド代のかかる特別療養環境室という名前の部屋です。
料金は一日6000円弱かかり5泊6日だと6日分かかります。(6,000円×6日)

 

もちろん大部屋が空いていないので空くまでということでしたが、形式的にはこちらが希望して入室申込書を書いて病院へお願いしたものです。払いたくなければ大部屋が空くまで待てば良いだけなのですがね…。

特別療養環境室(差額ベッド)入室申込書

 

 

さいごに

 

今回は、まだ大腸ポリープを切除していません。
入院中にしたことといったら、大腸内視鏡検査だけでした。
勿論、これの大部分の非は私にあります。約1年ほったらかしにせずに早く検査に来ていれば今回の部分が要らなかったようにも思います。

 

なんにせよ、また来月早々に入院することになります。
もし万が一ガンになっていたら、近々で三大疾患の2個を経験することになるのですね…。

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