一見、アウインに似ていますが、希少鉱物のカルコメナイトです。
ギリシャ語で銅の月とのこと。
化学式は CuSeO3・2H2O Cu(銅)とSe(セレニウム)があります。
セレニウムの語源はギリシャ神話に出てくる月の神セレネ。それで「銅の月」なのでしょうか。
名付けた理由も調べてみると興味深いですね。
アウイン これはドイツのアイフェル産です。
カルコメナイトの産地は、アルゼンチン・オーストラリア・ボリビア・カナダ・中国…など。
写真のものは、イタリアのサルデーニャ島産です。
サルデーニャ島は鉱業で栄えていましたが、現在の主な産業は観光や工業・商業・IT産業です。
因みに、島名はサンダルやオイルサーディンの語源とのこと。サンダリオンが足跡(足跡のような形の島)を意味するそうです。
イタリアと言えば漫画の「テルマエ・ロマエ」の舞台にもなったカラカラ浴場があります。
サルデーニャ島では現在も温泉があり、湯治を目的の観光客が来島されるそうです。
ローマにあるカラカラ浴場の遺跡
リゾート地 サルデーニャ島
ワインやチーズ、羊肉や海産物も豊富で、海も温泉もあるなんて、夢のようです。
鉱物あるところ、温泉ありですね。