錦石

産地は青森県津軽半島にある今別町一本木浜です。

 

津軽錦石とも呼ばれ、磨いたものを根付やペンダント等、工芸品として扱われています。

写真のものは磨く前のものですが、採取されたのは戦前の古いものと思われます。

 

遡ると縄文時代の遺跡から勾玉として発掘されたり、江戸時代には かんざしに加工されたり。大きなものは床の間に飾られたりしていました。

 

時代が変わっても、変わらない人の価値観みたいなものがあるのかなと思いました。

 

色や模様など様々なものがありますが、どれも味があり、磨く前のものも自然の美しさがあり、磨けば宝石のように美しい。

 

ところで、勾玉と言えば出雲のイメージがあったのですが、津軽でも発掘されていたのですね。調べてみると基になる素材に違いはありますが、全国各地で発掘されているようです。縄文時代にあの形で統一されていたことに驚きです。

 

津軽半島 龍飛埼灯台