ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

小笠原紀行2020年 その2 オガサワラミズナギドリ クロアジサシ オナガミズナギドリ カツオドリ ミナミハンドウイルカ お魚等

2020-09-17 | 小笠原、三宅島、航路
オナガミズナギドリとカツオ 小笠原父島近海

8月27日小笠原父島近海: 本ツアーの目玉ともいうべきチャーター船での父島周囲と外洋へのクルージングによる海鳥&鯨ウォッチングです。鯨にはお目に掛かれませんでしたが、稀少な小笠原固有種オガサワラミズナギドリ(2018年セグロミズナギドリの小笠原個体群、亜種と思われていたのが、固有種として認められたそうです)、オナガミズナギドリ、クロアジサシ、アナドリ やミナミハンドウイルカ等に出会えました。おまけにお昼休みにシュノーケリング🤿が出来て、小笠原のカラフルなお魚たちを満喫しました。鯨に会えなくても鳥ウォッチャーなので、参加者の誰も残念がってませんでしたけどね。さて、Sea-Tacさんのチャーター船で父島の二見港を午前7時半に出発。小笠原ブルーの海といかにも溶岩だなという小島の美しい景色を愛でながら、まず、船は南島に向かいます。
そこはカツオドリ、オナガミズナギドリ、アナドリの繁殖地なのですが、昼に見えるのはカツオドリのみ。白い産毛に包まれた可愛いというかちょっと愛嬌のあるヒナが迎えてくれました。
南島を後にし、島に沿って進むとクロアジサシ!航路で見るのと違って近い!
白い砂浜と青い海の両方がバックになって、堪りません。
続いてミナミハンドウイルカの群れと遭遇。イルカがなんと船の下を潜って遊んでくれます。
親子連れの群れが何組か居た様ですが、全部で30頭ぐらいは居たでしょうか。
お昼休みは父島の北にある兄島の海域公園のキャベツビーチで取ります。希望者はシュノーケリングが出来るというので、実に37年ぶりに海に潜りました。感覚を取り戻すのに一苦労で、耳抜きがうまく出来ません。しかし、深く潜る必要もなくサンゴとカラフルな魚たちの競演を堪能できました。水中用カメラを用意していなかったのが悔やまれます。なのでお魚の写真はガイドの中村咲子さんに提供いただきました。ネットで調べてみると縞々の魚群はロクセンスズメダイではないかと。
右側の地味な色合いの魚はユウゼンだそうで、小笠原固有種との事です。着物の友禅からの命名だそうです。悠然と泳いでいるからではない様で。
色鮮やかなブダイの一種?もいました。
昼休みを終えて、船は再出発ですが、またまたクロアジサシ。たっぷり出たのにマニュアル設定の修正を忘れて真っ黒作品ばかりの中の希少な一枚。
さて、船は、父島南東側の沖に向かって進むと鳥山にぶつかりました。航路上と違って、鳥が近い近い!オナガミズナギドリが目の前を横切ります。
クロアジサシも出現。オナガミズナギドリと一緒に写ってくれます。
連続写真の様なオナガミズナギドリの群飛翔も見せてくれました。
オナガミズナギドリが集まっているところは小魚の群れがいるのでしょう。それを狙って水面下では大型魚も集まっているはずです。勢い余って飛び出したのか、こんなシーンが偶然撮れました。飛び出したカツオにオナガミズナギドリもさぞ驚いたことでしょう。中村さんによると昔、小笠原の漁師さんはオナガミズナギドリをカツオドリと呼んでいたそうです。なるほどです。
オナガミズナギドリの群れの中にオガサワラミズナギドリがいる!とのことで、その方向を探すと少し小さくて丸っこいのがいます。紛れもなく希少な小笠原固有種オガサワラミズナギドリ、経験豊富な海鳥ウォッチャーでもなかなかお目に掛かれないそうで、嬉しいライファー追加です。近くを飛んでくれて図鑑の特徴がしっかり見えた写真がたっぷり撮れました。運の良いことです。
青い海をバックに翼下面の特徴的な模様がしっかり見えます。

次回はクルージングの続きと翌日の母島航路と母島です。いよいよメグロの登場です。
クルージングの様子はSea-Tacさんのホームページにも掲載されています。ホームページはこちら



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2 コメント

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Unknown (mas-san)
2020-09-20 09:42:52
興奮のほどがよくうかがえました。sea-tacの写真で船のへさきでカメラを構えていた短パン姿はご本人?
ご本人です (森の下のヒデびたき)
2020-09-20 14:27:25
mas-sanコメントありがとうございます。短パン(海水パンツです)のカメラマンはご推察の通り本人です。チャーター船での海鳥クルージングは本当に面白いです。1日の行程ですが、興奮の連続であっという間です。

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