車椅子で運動会の運動場に入れず帰宅(涙と怒り) | 田舎暮らしで自分らしさを・・・自然に生きる

こんにちは、沢が大好きな「さわがに」です

 

 

今日は子供運動会でした

 

 

朝5時半に起き準備を始め、準備万端でいざ学校へ・・・

 

駐車場はそれほど混んでなくて、すんなりと停められ運動場のいつもの入り口に向かった

 

ところが、工事のためフェンスに鍵が掛かり入れない

 

一か所、急な坂をバックで斜めに降りれば、入れるかも知れない狭い入り口があった

 

しかし、バックで無理やり降りても、下で車椅子の向きを変えれるほどのスペースが無く断念

 

 

仕方なく、校舎の正面玄関の方に回り運動場への入り口を探した

 

その間に、運動会は始まってしまい、子供たちの入場行進が見れなかった

 

運動場の端から正門までは、私や妻にとってはかなり距離がある

 

車椅子の後ろにつかまって歩いて行くが、足の痺れが半端なく痛い

 

正門側に回り校舎を抜けて運動場の方へ行こうと思ったが

 

いびつな段差があり、その先はスロープの無い階段しかない

 

 

もうこの時点で、子供が家で口ずさみながら練習していたダンスが始まってしまった

 

取りあえず、私だけ運動場に降り、少しだけビデオを撮ることができたが

 

子供のダンスを凄く楽しみにしていた妻は、50mほど離れた校舎の吹き抜けの所から

 

点にしか見えない子供を探してた

 

もちろん探せないし、私もイライラがMAXに達していた

 

 

妻は自分が見れない事よりも「おとうさんとおかあさんがダンスを見に来てくれる」と信じて

 

一生懸命踊っている子供の事を考えると、可哀そうで悲しくなり泣きだしてしまった

 

 

もう限界に達していたので、職員の座っている席へ入り口の場所を聞きに言った

 

そしたら「これが終わったら鍵を・・・・」

 

そんな事を言ってる場合じゃないってば

 

すぐに鍵を取りに行って開けてくれれば良いのに!

 

 

そうこうしてる間にも、行事はドンドン進行していく

 

誠意ある行動を取ってくれるなら、鍵を取りに行くだけなんだから5分や10分くらい

 

進行を止めてでも対応するべきではないのでは、と思った

 

 

先生やPTAの人たちが、私たちの周りに集まりだして

 

「あそこからなら入れるんじゃないか」とか「車椅子ごと持ち上げて降ろせば」て言ってたけど

 

電動車椅子だから、90キロ近い重量になるから、そんなの無理!

 

 

校庭で工事をしている関係で入り口を制限していたのは分かります

 

しかし、学校側も妻が車椅子で私が抗がん剤治療中で

 

今は特に副作用が酷くて辛い事も知っていたはず

 

 

しばらくして、校庭の鍵を今、開けますからそこから入ってくださいって言われた

 

え~~! また戻るの?と思うと、もう私の足は痺れが限界で

 

たとえ戻って入れたとしても、子供の写真やビデオを撮って動くことは無理

 

気温も30℃、ドンドン暑くなってきて、二人とも体力的精神的に限界に来てました

 

妻も障害者に対する差別といらだちでショックを受け、もうこのまま帰る事にしました

 

 

私たちが駐車場で帰る支度をしていると、校長先生やPTAの役員さんたちが来られた

 

「今、開けますから帰らないで見て行ってください」と何度も頭を下げられました

 

しかし、私たちは今日の日のために体調を整え、子供の笑顔を楽しみに行ったのです

 

もうダンスが終わったら、特に子供がメインの行事はありません

 

謝る相手は私たちでは無いと思いました

 

私たちが来ることを楽しみにしていた、子供に謝って欲しいと思います

 

 

私たち以外にも、障害を抱えている人やベビーカーで来ている人もいるはずです

 

たまたま車椅子で来たから入れなかった?

 

千葉の避難所で寝たきりの人の避難者を断ったニュースを思い出してしまった

 

 

今まで二人でB’zのコンサートに行ったりしたけど、スタッフの方たちは親切に対応してくれました

 

まさか、子供の運動会で入れないなんて想像もしていませんでした

 

 

今も校長先生から謝罪の電話があり

 

家へ来て今日の最初からの状況確認と謝罪がしたいと言われましたが

 

妻は頓服を飲んで寝てしまっているし、私も疲て寝ていたので

 

後日改めて会うことにしました

 

 

幸い今日は、離れて暮らす子供のパパが来てくれていたので

 

あとはパパ一人で頑張ってもらうことにしました

 

 

私たちと子供にとって、楽しい思い出になると思っていた運動会が

 

とても悲しく切ない思い出になってしまいました

 

これから毎年運動会シーズンになると思い出す事でしょう

 

 

ただ、ちょっと救われたのは、子供がパパと一緒に帰って来た時

 

大きな声で

 

「ただいまぁ~~! 運動会楽しかった~~♬ あぁ~つかれたぁ~」と言って

 

元気に帰って来てくれた事でした

 

私たちがすぐに帰ってしまったことをちゃんとわかってない感じでした

 

見に来ている人が沢山いたので、私たちを探せなかったと思っているのかも知れません

 

終わったから先に帰ったと思っているのかも知れません

 

先に帰った事には、特に触れないでおこうと思います

 

 

お付き合いくださり、ありがとうございました

 

 

皆さん、今日も一日お疲れさまです

 

良い3連休をお過ごしください

 

 

by さわがに

 

 

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