理系夫婦Y子とMの昭和から令和まで

都内で働く薬剤師Y子と、パソコン・DIY・生物などに詳しい理系の夫M。昭和30年代から今日までの実体験に最新の情報を加え、多くの方々、特に子育て・孫育て世代の皆様のお役に立つことを願いつつ発信する夫婦(めおと)ブログです。

蛋白質の「蛋」は「鳥の卵」

薬剤師Y子です。

都内にある私の職場の周辺はコロナ禍によって一時期とても閑散としていましたが、最近ずいぶん人通りが多くなってきました。

でも「コロナ禍を経験する前」とは色々な点が異なっています。改善されたこと、残念な変化、両方ありますね。

 

仕事から離れて個人的にも「あの頃には戻れない。もう、ああいうことは出来ない」と感じることが多々あります。

 

例えば、1985年に公開された伊丹十三監督の映画「タンポポ」の中で役所広司さんと黒田福美さんが演じた「生卵の黄身を何度も口移しするシーン」。初めて観たときの感想は「役者さんって本当に大変!」でした。

こちらが、その映像です。「こういうのは好きじゃない。観たら、もう生卵は絶対に食べられない」という方は観ないで下さいね。

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薬剤師Y子が映画「タンポポ」を観たのは、「公開直後に映画館で」ではなく「何年も経ってから自宅のテレビで」でした。そして、そのときは既に吉田戦車さんの「伝染(うつ)るんです。」という不条理ギャグ漫画を知っていたので

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テレビの前で思わず、黒田さんと役所さんに向かって「あ~、そんなことしたら、いろいろ感染(うつ)るんですよ~」と言ってしまったのを覚えています。

感染症を防ぐために何をすべきで何を諦めるべきか皆が考えざるを得なくなった今、ああいうシーンの撮影は、もう出来ないだろうな」と、また自宅のテレビで古い映画を観ながら、当時のことを懐かしんでいます。

 

卵と言えば、私の実家の朝食では「一人に一つ、生卵」が定番でした。母が用意してくれる朝食を必ず食べてから登校していた高校卒業までの日々、出産の後しばらく実家で世話になった間、息子たちを連れて泊まりに行ったとき、いつでも当たり前のように生卵が出てきました。

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そのせいか私は今でも鶏卵、特に生卵が大好きで、夫Mと休日の朝に行く某ファミレスの朝食バイキングでも、必ず複数の卵料理を食べています。

以前は「卵を食べると血中コレステロール値が高くなるから1日1個までにしている」と言っていた知人が何人もいましたが、私は「そんな単純に連動するものじゃないよ~」と感じていたので、長年「卵は、チャンスがあれば多めに食べ、タンパク質が不足しないようにする」ことを心がけてきました。

蛋白質の蛋は「鳥の卵」、蛋白は「卵の白身」という意味。何年か前、偶然に入った街の大衆的な中華料理屋さんで「そうだ、タマゴ料理には蛋という字が使われているんだ」と再確認したのを覚えています。

 

時は流れ、今の「定説」は下記のように変化しています。薬剤師Y子としては「あなたの自己流、まあまあだったね」と言われているみたいで嬉しいです。

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さらに私は、いま30代の息子達が高校を卒業して家を出て行き私と夫Mが夫婦だけで食事をするようになってから毎日、平日の朝食として納豆とヨーグルトを食べ、牛乳を飲んでいます。それ以外にも「その時あるものを色々」食べますが、納豆/ヨーグルト/牛乳を胃に送り込んでおけば「今朝の分のタンパク質は、これでOK」と思えて気分よく職場に向かうことが出来るのです。卵は昼食時に食べることが多いです。 

 

植物性と動物性のタンパク質を同時に摂ることを今は「ダブルたんぱく」と表現するみたいですね。興味のある方は、こちらの記事も読んでみて下さい。