こんにちは
久しぶりの投稿になりますが、今日は最近わが家でぶち当たっている「9・10歳・小4の壁」についてお話しようと思います。
- 9歳の壁について
- 息子の現状
- 9歳の壁を打破するための対策
【1】9歳の壁とは?
みなさんは「9歳の壁」という言葉をご存知ですか?
日経DUALの特集では、9歳の壁を以下のように説明しています。
小学4年生から学校の勉強が急に難しくなり、約3割の子どもがここでつまずくともいわれています。問題が抽象的になり、思考力が必要となるため、それまでの学習の延長だけだと対応できなくなるのです。
つまり、簡単にまとめると
9歳の壁とは「小3・4の子どもが成長発達の過程でぶつかる課題」のことです。
9歳までの子どもの脳は「具体的な思考」が優位ですが、9歳・10歳頃になると「抽象的な思考」ができるようになってきます。情報を論理的に整理したり、比較したりするのが上手くなるのもこの頃からです。
それに合わせて、学校の勉強も具体的なものから抽象的なものへと少しずつ変わっていきます。
たとえば、
小1の算数では、数の勉強をするときに決まって「おはじき」を使いました。これは、数字という抽象概念を具体的なものを使って覚えるためです。小2から式を使った計算学習が中心になると、もう「おはじき」は使いません。小3・4ともなれば、おはじきを使う場面は全くと言っていいほど出てこなくなります
【2】息子の現状(6月中旬)
さて、冒頭で「わが家でぶち当たっている・・・」という表現を使いましたが、わが家の息子が苦労しているのは小学校の勉強ではなく、中学受験の算数・国語の学習です・・・
(小学校の学習は、中学受験の膨大な練習量のおかげで4科目は成績UP音楽などは…ほどほどでOKにしています。。)
具体的に何に躓いているのかというと、
- 【国語】-記述問題で具体的な事柄を抽象的な言葉を使ってまとめること。
- 【算数】-概念を1つ1つ丁寧に理解し、それを文章題で使いこなすこと。(解法を丸暗記するのではなく、解き方を理解してその他の問題に応用する力の育成)
しかーし!!
4月になり、少しずつ算数の問題が解けなくなっていき、4月マンスリーの算数はドっボーン!!! 国語は、少しずつできるようになってきた記述問題に暗雲が立ちこめ始めました。
「わかる、わかるのに書けない!!!」
と悲痛な声をあげる息子。
4月下旬に受験したマンスリーから、早1カ月半。
今になって実感したのです。
息子は
しっかり「9歳の壁」にぶち当たっていると。
9歳の壁のことは知っていたし、有名な中学受験の先生方も「小4でできないことが小5になって急にできることもある」とおっしゃっていることも知っています。
しかし、頭で理解していただけで現実味がありませんでした
息子が「わかるのに、わかるのに!!」という言葉を発する度に、「(基本ができていないから書けないんでしょ・・・)」なんて冷たい言葉を心の中で呟いていたのですが、もう反省。
「基本ができていない」というよりも、抽象的に物事を捉えきれずに苦しんでいたのです
ごめん。。。
αコースを維持している方々と比較すると、勉強量が足りていないことは自覚しています。が、そもそも抽象的概念の理解に時間がかかるので、勉強量を確保できません。
算数に関しては、じっくり時間をかけた概念は身についているので、基本問題は解けます。しかし、それを文章題で解こうとすると躓く。1文1文を整理し、具体的な文字や式・図に落とし込んでみると解ける。でも、他の単元に行くと忘れるのくり返し。
【3】9歳の壁を打破するために
- 計算で失点しない
- 基本問題は確実に得点する
- 文章題は1文1文をしっかり読み、解くのに時間がかかりそうであれば飛ばす。できる問題を確実に解いてから、その問題に戻って解く
- 国語では漢字、語彙問題を落とさないように。記号問題を丁寧に。
- 理科、社会はまだ具体的な内容なので努力すれば高得点が狙えるはず。でも、時間をかけ過ぎずに効率よく学ぶ。