「同人イベント」って何ですか?
という声を聞きましたので、「同人イベント」について簡単に解説したいと思います。
私は北海道の同人イベントによく参加しています。
なので、その経験をもとにまとめていきたいと思います。
この記事は次のような方にオススメ!
・「同人イベント」について知りたい方
・「同人イベント」に参加してみたい方
もくじ
【基本的には創作して売り買い!】
(1)イメージはフリーマーケット
(2)頂点はコミックマーケット
【売り手と買い手と運営さん】
(1)創作する人は売り手
(2)みんな買い手
(3)縁の下の力持ちな運営さん
【こんなのもあります】
(1)コスプレもあるパターン
(2)ジャンルが限定されるパターン
【筆者のまとめ】
【基本的には創作して売り買い!】
(1)イメージはフリーマーケット
(2)頂点はコミックマーケット
【売り手と買い手と運営さん】
(1)創作する人は売り手
(2)みんな買い手
(3)縁の下の力持ちな運営さん
【こんなのもあります】
(1)コスプレもあるパターン
(2)ジャンルが限定されるパターン
【筆者のまとめ】
【基本的には創作して売り買い!】
(1)イメージはフリーマーケット
みなさんにはこんな経験ないですか?
「イラスト描いたけど、誰にも見てもらえないな…」
「小説書いたから、たくさんの人に見てもらって感想ほしいな」
「こんな漫画描いたので、ウケるか確かめたい!」
それを叶えるのが「同人イベント」。
自分で作ったものを色んな人に見てもらったり、買ってもらったりする場なんです。
分かりやすいイメージはフリーマーケットでしょうか。
どんな人でも売り買いできる場というところが共通していますね。
違うところは、売るものがこちらは創作物に限られるというところです。
(2)頂点はコミックマーケット
「同人イベント」の最高峰は、「コミックマーケット」です。
通称コミケ、コミケット。
マンガやアニメでよく取り上げられるので、知っている方も多いと思います。
「コミックマーケット」は世界一大きな「同人イベント」であり、まさに頂点です。
年二回、お盆三日間、年末三日間開催されます。
※2019~2020年は東京オリンピックの影響で開催日、期間が異なっています。
会場は東京ビックサイトです。
およそ東京ドーム2個分の広さの会場で開催されています。
※東京ビックサイトの東館と西館を合わせた面積
一日に約15万人以上を動員するとてつもない大規模なイベントとなっています。
ここでやっていることは(1)で書いたことと同じ。
マンガやイラスト、小説、音楽等…を表現し、それを買いに来るのです。
日本に留まらず、海外からの参加者もたくさんいることから、そのすごさが分かるでしょう。
【公式サイト】コミックマーケット公式サイト
【売り手と買い手と運営さん】
(1)創作する人は売り手
「同人イベント」の参加形態には3つあります。
何かを作って、売る人…つまり売り手の人。
この人達はサークル参加者といいます。
サークルというのは、簡単に言えば一緒に創作する同志のグループのことですかね。
グループといっても、多人数いなければならないというものではありません。
一人でサークル活動というパターンもたくさんあります。
サークル参加者さんは同人イベントには以下のような関わりをします。
・通常の参加費とサークル参加費を支払って、イベント会場に先に入ることができる
・イベント時間中はテーブルに頒布物を並べて売ることができる
イベント中はこういう参加になります。
「え?これだけ?」と思う方がいるかもしれません。
実は、サークル参加者はイベントに向けた準備の方が時間をとられがちになります。
本やグッズ、チラシを作ったり、宣伝をしたり、机上の配置を考えたりと準備が忙しかったりします。
(2)みんな買い手
「同人イベント」参加形態の2つ目、買い手。
これは一般参加者といいます。
一般参加者は以下のような関わりをします。
・通常の参加費を支払い、イベント会場に入場できる
・イベント会場内でサークル参加者の頒布物を買うことができる
もちろん、サークル参加者も会場内で他の人の頒布物を買うことができます。
なので、サークル参加者は同時に一般参加者であると言えます。
ただし、注意しなければならないのは、一般参加者はあくまで買い手です。
通常の参加費しか支払っていないので、会場内でものを頒布することはできません。
(3)縁の下の力持ちな運営さん
参加者と参加者をつなげる「同人イベント」。
この「同人イベント」を立ち上げ、維持する組織が運営です。
運営の関わりは以下の通りです。
・会場の予約
・会場の準備片付け
・サークルへの案内、管理
・イベントの広報、宣伝活動
・当日の列形成管理
・当日の受付
・金銭管理
・当日の企画の運営
などなど…
運営さんの仕事量はとてつもないです。
普段の仕事と両立して、ボランティアで運営を行っているケースが圧倒的に多いみたいです。
サークル参加させていただいる私からしてみれば、運営さんには感謝しかないです。
一般参加者、サークル参加者、運営が三位一体となっているのが、「同人イベント」なんです。
参加者と運営、どちらが欠けてもイベントは成立しません。
しかし、イベントの立ち上げと維持に大きくかかわっている運営の重要性は計り知れないと思います。
【こんなのもあります】
(1)コスプレもあるパターン
今では一般的になったコスプレ。「同人イベント」の中には、会場内でコスプレができるものもあります。
「コミックマーケット」では、コスプレでの撮影会やコスプレでの売り子といったことができます。
地方の「同人イベント」はコスプレができるパターンとできないパターンがあります。
これはイベントによって分かれるので、要綱を確認することが必要になります。
コスプレができるところは、コスプレイヤーとカメコ(カメラマンのこと)が交流できる場にもなります。
これを求めて、コスプレ可能のイベントに訪れる人も多いです。
特に北海道ではコスプレイヤーの数が多いので、たくさんの人がコスプレイベントに参加していますね。
余談ですが、イベント会場は原則的に撮影ができません。
何故なら、肖像権を侵す可能性があるからです。
なので、カメコは撮影証を購入した上で、相手に許可をとって撮影するという制限が課せられるところが多いです。
もちろん、一般参加者もサークル参加者も勝手に会場内で撮影したり、撮影会を開いたりできません。
※ただし、サークル参加者に限り、自分の机上のみを撮影することが許可されているイベントもあります。
(2)ジャンルが限定されるパターン
基本的に「同人イベント」はオールジャンルを扱います。オールジャンルとは、創作物の種類を制限せず、何を頒布してもよいということです。
一方で、イベントによってはオンリーイベントというものがあります。
これはジャンルに縛りを入れるイベントになっています。
簡単に言えば「特定のジャンルを必ず扱ってください」という内容です。
例えば、北海道では「東方Project」のみを扱ったオンリーイベントに「東方神居祭」があります。
※「東方Project」はZUNさんにより作られた同人ゲーム。多大な人気に今も有名ジャンルの一つとして定着している。
「東方神居祭」は「東方Project」を扱う作品が一つ以上あれば、他は何を頒布してもよいという縛りです。
オールジャンルは全てのジャンルを扱える利点がある反面、自分の好きなジャンルが無い可能性もあります。
逆に、オンリージャンルは自分の好きなジャンルが確実にあるので、安心して行けるという利点があります。
私も初めての一般参加はオンリージャンルからでした。
【筆者のまとめ】
いかがでしたか?
ざっくりと「同人イベント」について説明しました。
これを見て「参加してみたい!」という方が一人でも増えたら、私は嬉しいです。
初めて参加するという方は、一般参加で様子見というがおススメです。
好きなジャンルを定めて、オンリージャンルを狙うのもいいと思います。
とにもかくにも、「同人イベント」は参加者が命。
ぶっちゃけた話、一人でも参加者が増えたら、みんな嬉しいのです!
【同人イベントレポ】Elysian37に行ってみた!
【同人イベントレポ】「おびコミ 2019夏」(改訂版)
【同人イベントレポ】夜会~第二幕~
【同人イベントレポ】「超!やわらか大作戦!5」
コメント