キャメル・シガー・ウルトラライト

このブログを始めてからと言うもの色々な種類の煙草を嗜んできました。
でも、ウルトラライトと書かれた煙草を嗜んだことは一度もないのです。

吸わず嫌いと言えばその通りなのですが……。
その言葉からは、喫味が薄く、満足度も低く、あまり美味しくなさそうだなあと言う印象をついつい抱いてしまうのです。

なので、新商品が出ても購入することなく避けてきたのですが――。
ついに買ってしまいました!

キャメル・シガー・ウルトラライトを!

価格は360円。
コンビニの特設コーナーを眺めているうちに、もしかしたら美味しいのかもという感覚に陥り、そのまま購入してしまいました。

買うつもりのないものを買わせるなんて――。
特設コーナー恐るべしです。

外観

未だにリトルシガー、シガリロ、シガーの差が分かりません。
わたしの水たまりよりも浅い認識が正しければ、キャメル・シガー・ウルトラライトはリトルシガーに分類されると思うのですが……。
商品名にはシガーとしっかり書かれています。

なので、この煙草はシガーと言うことになるのですが……。
これはシガーで良いのでしょうか?
少しばかり困惑しています。

前々から普通の煙草とライト系の煙草は何が違うのだろうかと考えていました。

例えば、このキャメル・シガー・ウルトラライトの見た目はキャメル・シガー・オリジナルとまったく同じです。
香りもほぼ同じ。
なのにタールやニコチンが減っているという摩訶不思議な現象が起きているのです。

最初は煙草葉の量を減らしているのではと考えていたのですが、ウィキペディア先生に尋ねてみたところ――。

「フィルターに通気孔を開け、煙以外の空気によって煙を薄めている」と書かれていました。

確かにフィルターに小さな穴らしきものが空いています。
これはオリジナルにはありませんので、もしかしたら煙草自体はキャメル・シガー・オリジナルと同じで、フィルターを別の物に変えただけという可能性も……。

つまり、中身はオリジナルと同じということなのでしょうか?
これは嗜んで確認してみるしかありません!

喫味

それでは早速、嗜んでみたいと思います。

煙草に火をつけて、軽く吸い込むと――。
煙草葉のほのかな甘味とコクが口の中に広がります。
オリジナルでは黒糖のような深いコクを感じたのですが、ウルトラライトではあまり感じません。
どこまでも軽やかな喫味になっています。

なので、ほどよく美味しいのですが……。
オリジナルと比べると全体的に喫味が薄くなっているので、どうしても少し物足りなさを感じてしまいます。

また、フィルターから空気を取り込んでいる影響かどうかは分からないのですが、吸気がとても重いような……。
いつもと同じように嗜みますとあまり煙を堪能することができず、普段よりも少しだけ強めに吸い込まなければならないのも辛いところ。
喫味よりもこの吸い心地の悪さがどうにも慣れませんでした。

結論

どちらかと言えばオリジナルの方が好きな喫味でした。

でも、よくよく考えてみますと、これから訪れる暑い夏にこってりとしたオリジナルの濃厚な喫味は合わないかもしれません。
オリジナルは冬にこそ輝く喫味なのです。

やはり夏場はすっきりさっぱりしたいもの。
軽い煙草が好きな方やメンソールが苦手な方にキャメル・シガー・ウルトラライトはこれからの季節にぴったりの煙草なのかもしれません。

そのような視点で見ますと、これはこれで良い煙草なのでは? と思うようになってきました。