【激辛注意】指導の成果が上がらない理由と先生側の問題点

2020年2月23日レッスン,ピアノの先生,指導の問題

世の中にはさまざまな指導があり先生の数だけやり方があります。

指導する中でこんな悩みはありませんか?

  • 教えてるのに進歩しない
  • 教え方が良く分からない
  • 生徒にイライラする

進歩が見えている時の指導と言うのは生徒も先生も楽しいしやる気に満ちていきます。

しかしなかなか成果の出ない時は辛いものがありますよね。

指導の成果が出ない原因について以下の3つを、後半は先生の指導の問題を深掘りしていきます。。

  1. 指導の成果が上がらない3つの理由
    1. まだ成果が出る前の途中
    2. 生徒さんのレッスンの受け方と練習の問題
    3. 先生の指導の問題
  2. 先生の問題について
    1. 指導するスキルを学んでいない
    2. 聞きかじった情報や古い方法を踏襲している
    3. 自分のやり方を押し付けている
    4. 忍耐力の欠如
  3. その他指導にマイナイスになること
    1. 良くない怒り方
    2. 良くない褒め方

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【激辛注意】指導の成果が上がらない理由と先生の問題点について

【激辛注意】指導の成果が上がらない理由と先生の問題点について

まずはレッスンの成果がでない3つの理由を見ていきましょう。

指導の成果が上がらない3つの理由

  1. まだ成果が出る前の途中
  2. 生徒さんのレッスンの受け方と練習の問題
  3. 先生の指導の問題

まだ成果が出る前の途中

経験が浅い場合、成果が出る途中の状態を認識するのが難しいです。

もう少し頑張れば成果がでる前に辞めてしまって結局なににもならなかった。

という失敗を繰り返さないためには、期間を決めて目標を立てそこまで頑張ってみることが必要です。

経験値が少ないと先が見えないことに辛く感じる事があります。

なので小さな達成を実感できるように、ここまでにこれをするという期間を自分の中で決めておく必要があります。

生徒さんのレッスンの受け方や練習の問題

生徒さんのマナーや人間性に問題がある場合、先生としてはしんどい仕事になります。

楽器や音楽の事、演奏や練習の方法などをメインにレッスンできるのが理想ですが、中にはマナーを知らない生徒さんも残念ながらいます。

練習をしてくることもレッスンを受けるマナーの一つであるという認識がない人もいます。

そしてマナーの悪さは家庭問題と直結していることも多いので、そこを言ってしまうと厄介ごとをさらに抱えてしまうことになりかねません。

生徒側のこういった問題が多い場合、音楽以外の事でのやり取りが増えるので、進歩も遅くなるし成果も出しにくくなります。

あまりにも指導が辛い場合は、生徒さんには穏便にやめて頂くことを選択した方が良い場合もあります

先生の指導の問題

成果が出ないのは原因が一つと言うわけではありませんが、もし先生側の問題がいくらかの割合を占めているのであればそれは改善すべき点です。

そもそもの方法が間違っている場合があります。

では次の項目では先生側の指導の問題を深掘りしていきましょう。

先生側の問題について

指導の問題で成果が出ないのにはいくつかの理由があります。

最近の様々な研究で分かってきていることもありますので、その原因を探ってみましょう。

指導の成果が出ない先生側の問題を以下3点に絞ってさらに深掘りしていきましょう。

  1. 指導するスキルを学んでいない
  2. 聞きかじった情報や古い方法を踏襲している
  3. 自分のやり方を押し付けている
  4. 忍耐力の欠如

指導するスキルを学んでいない

指導するためのレッスンを受けたり勉強をしていないというのは、いわば「指導が独学」になるわけです。

例えば演奏の機会がある時はレッスンを受けたり何度も練習を重ねますよね。

ですが指導に関しては指導スキルを得てない人が教えているという人もいます。

演奏するには練習したりレッスンを受けるのに、指導するためにレッスンを受けたり練習に相当する勉強をしない。

それが成果が出ない原因の一つである場合があります。

聞きかじった情報や古い方法に踏襲している

練習方法を学ばず過去の古いやり方を踏襲しているのは完全に勉強不足です。

敏感な生徒さんには違和感として伝わります。

以下のようなことが違和感として挙げられます。

  • 先生への絶対服従的なルール
  • 昔のままの奏法や音楽を伝授しようとする

少し昔では当たり前だった先生様服従のルールは、情報が閉鎖的であったためにまかり通ってたことで現代ではありえません。

また奏法は一時は良いとされていた方法でも、研究と検証が進み常に情報は変化していきます。

そして音楽の作り方…これが一番勉強不足さと古さを感じます。

知識として、これまで行われてきた演奏や指導の方法は知っておいた方が良いですが、そこから自ら試し検証し本当に役立つことなのかを常々アップデ―トする必要があります。

また聞きかじりの情報は圧倒的にアウトプットできる情報量が少なく信ぴょう性がありません。

聞きかじり情報は大抵「◎◎先生がそうおっしゃってた」という権威性ひっぱりだしてきて言うので、自分の経験や言葉ではないため説得力に欠けます。

自分のやり方を押し付けている

自分が弾けた方法をゴリゴリに押し付ける傾向がある先生もいます。

やり方が合う人には宝物のような方法論ですが、理解ルートが違ったり感覚の違う人にとっては混乱のもとになります。

そこでさらに怒られたりすると、怒られることから回避する行動にエネルギーを使うことになるため、結局指導の成果にはつながりません。

特に先生とは別の自分のやり方を持っていて、結果的にその音楽に到達することができる生徒さんの場合は、先生のやり方の押しつけは妨げにしかなりません。

やり方が通用しない生徒に対しては、自分に無いものを指導しなければならないので、その場合の指導方法を勉強し新たに見つけマニュアル化する必要があります。

指導に悩んだ時には「認知特性の違い」についてを参考にしてみるとよいです。

忍耐力の欠如

習いに来る生徒さんは、先生から学ぶことがあると思うからレッスンに来ています。

なので同じことを何度もいうなど「できない前提」が必要です

  • できなくて当たり前
  • 出来るまでに時間が掛かる
  • 理解するまでに時間が掛かる
  • 知らない礼儀や作法もある

こういう前提が必要で、それも含めてレッスンであると受け入れなければならない時もあります。

特に教える事をし始めの時に

「生徒がいうことをきかない」

「私は教えたのに生徒ができない」

という他罰的な毒を吐きがちです。

特に自分自身が賢くてすぐになんでも出来てしまう人は、出来ないという状態を理解できない。

自分自身のそのギャップを埋めるのにかなりの労力が必要です。

指導にマイナスに働くこと

怒ったり褒めたりすることは、適切適量でないと大変マイナスになってしまいます。

こんな褒めや叱り方は注意です。

  • 非論理的な情動的な怒り方
  • 演奏とは関係のない人間性を否定するようなハラスメント的な怒り方
  • 心をコントロールするような悪質な褒め
  • 褒めどころを間違った褒め方

では良くない怒り方と褒め方を深掘りしましょう

良くない怒り方

自分の意に沿わないという情動的な理由での怒り方

これは演奏の改善というとえい生徒を従わせることが目的になっています。

生徒は演奏よりも「先生から怒られないようにふるまうこと」に尽力するようになってしまうため、演奏が向上は難しくなります。

先生に嫌われたらもう先はない…みたな時代もありました。

個性的で奔放だったり不器用な人は先生に嫌われてしまうことも多く、そのため神経を消耗してやめた…なんて話も少なからずありました。

また怒りはせずとも、ネチネチと人間性を否定したり説教するというのもお互いになんのメリットもありません。

怒りをぶつけたり説教ネチネチなハラスメントをするくらいなら、論理的に辞めて頂く方法を取るのがお互いのためです。

良くない褒め方

一時期褒めて育てる論が流行りましたが「誤った褒め」は本当に危険です。

全く褒めないというのも問題ありですが、特に危険なのがこの3つを褒めること

  • 才能や能力を褒める
  • 外見を褒める
  • 結果を褒める

一見ほめてていいじゃないかと思いますが、外側や結果重視に褒めると自己肯定感がさがってしまうのです。

結果が出るにはプロセスがありプロセスに時間も労力もかかるわけです。

そこを褒められた場合はまた頑張ろうと思えるのですが、そこを無視して結果や外側だけを褒めると、努力しなくなり成長しなくなるというハイリスクがありその人を潰すことにつながります。

また、自分(先生)の思うように動いた、思うようにできたことを褒めるのも目的がすり替わってしまい、完全にマインドコントロールする状態になります。

この行為の矛盾性が分かる人には「なんで今褒められたの?」と言う感覚しかありません。

関連記事

違和感のある先生の例をこちらの記事で紹介しています。

まとめ

指導の成果がでない先生側の理由をいくつか深掘り解説しました。

先生は神様でも偉いものでもなく、経験を指導と言う形でお金を頂いて提供する「人間が行う仕事」。

人間なので間違ったりもします。

  • 先生だから間違えたらダメ
  • ちゃんとしなきゃダメ
  • 正しくないとだめだ

こういう否定的な呪文に囚われることで成果の出ない指導になってしまうことも。

先生も人間で学びの途中であるというマインドセットを持つことが重要。

改善しないといけないのだけれどそこをスルーし続けていると成果が出ないというイエローカードがでます

この段階で、学び、修正していくことで、指導方法も磨かれ指導スキルも上がっていきます。

しかし、先生=生徒より偉い というのがどこか心にある場合は、過ちに気づいたとしても、気づかないふりをしてだんだんおかしな方向へ行ってしまいます。

最悪はハラスメント先生です。

成果がでない…というイエローカードが出たら、指導方法を見直すこととても大切ですね。


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