売り玉はますます外せない日本市場:10月23日(水)

売り玉はますます外せない日本市場:10月23日(水)

日経平均株価¥22,625(△¥76)

しかし何と言う強さ。こうなったら意地でも売り玉は外さず、持ち越しする!

相場概況

すっかり影を潜めた感じのトランプ大統領。これはトランプの周辺で着々とウクライナゲートの調査が進行しつつあることを意味するし、トランプ自身も感情を抑えきれないのか、弾劾調査に関する批判ツイートばかりしている。

今の米国政治状況に関しては、調べられるだけ調べて、自分なりに「トランプは弾劾調査で辞任に追い込まれる」可能性は決して低くないと結論付けて記事を書いたけれど、日に日にその可能性は少しずつではあるけれど、増加しつつあるな、と言う感じ。

そんな中にあって、米国株は方向感を完全に失っているわけだが、連日の日本株の驚異的とも言える強さに唖然とさせられるばかりだね。

この余りにも強い日経平均の動きに対して、だいぶ先高観を主張するアナリストの記事が出てきている。アナリストや評論家は、公営ギャンブルの予想屋みたいなことで、名を上げようとしているのかもしれないけど、需給以外に明確な根拠は全く見当たらない。

確かに強い。強過ぎると思うし、今の需給の段階を考えると、相場全体が踏み上げられるというシナリオもあり得なくはないけれど、もしもそういう相場になるなら、今後の株式市場の見方を大きく変えないといけない。

連日こうした相場を見せられて、それに対して売り向かってるけど、大きの投資家(海外勢)も一向に売り玉を整理する気配がない。というか、出来高も本当に細くなってきて、担がれた個人や一部の大口が、買い戻しに走ってる結果、こうしたジワジワと上値方向のほう場になってるのだと思う。

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日本市場のこうした需給を見れば、ヘッジファンドも短期筋も売り崩す意味を失ってるし。

ならば、こんな状況がいつまで続くのか?ってことだけど、ここまで来るとやはり一つの大きなターニングポイントに成りえるのは24日のペンス副大統領演説なんだろうと思う。

ウクライナゲートでビビってるトランプ大統領の現状を考えると、ひと波乱あるとしか思えない。こうなってくると金曜までは、売り姿勢は崩せないと言うことになるけど・・・。

本日の取引とポジション

9984 ソフトバンクG ¥4,190(▲¥108)
空売)¥4,313×3000(含み益¥369,000
空売)¥4,310×5000(含み益¥600,000
空売)¥4,309×5000(含み益¥595,000
空売)¥4,305×4600(含み益¥529,000
空売)¥4,304×4400(含み益¥501,600
空売)¥4,303×6000(含み益¥678,000

とうとう孫会長はWEWORKに1兆円をつぎ込んで、経営権を取得し再生を目指すと言う、禁じ手に出た。孫会長がそれをやる、というとすぐにスプリントの再生を連想してしまう。スプリントはTモバイルによる合併承認は下りているわけだが、全米各州で持ち上がってる訴訟問題が大きな足かせになってるわけだが・・・。

そのスプリントの再生でV字回復としたのは、負債を関連会社に呼ばしてリースバックするという違法すれすれの方法であたかも業績が回復したかのごとくの演出をした。今回もWEWORKの再生といっても、それを額面通り受け取る投資気はもういないんじゃないか?

ビジョンファンド2は相変わらず自己資金以外の目途は全く立っていないし、今度はインテルがソフトバンク傘下のフォートレス・インベストメント・グループを独禁法違反として提訴したりと、次から次に憂慮すべき事態が発生してる。

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国内を見てもほとんど値下しないソフトバンクや他2社のキャリアに対し、総務省は完全におかんむりで、今後はどうなるのか分からない。

さらに高額買収したアームの業績が不振に陥っていて、これも米中対立の成り行き如何では相当に弱る可能性も大いにある。

こうなってくると、ファンドとしてのソフトバンクGは、アリババこけたら一気に崩れおちるというとんでもない状況が目前に迫っていて、そうなるとみずほが吹っ飛びかねないという極めて危険な爆弾と化してきた。

だもの、買うに買えないという気持ちは十分に理解できる。


6758 ソニー ¥6,355(▲¥105)
空売)¥6,473×2000
空売)¥6,472×1000
空売)¥6,470×8000
空売)¥6,465×4000
空売)¥6,464×2000
買戻)¥6,300×11000(+¥1,878,000
買戻)¥6,298×2000(+¥332,000
買戻)¥6,297×4000(+¥672,000
空売)¥6,351×3000(含み損¥12,000
空売)¥6,354×2000(含み損¥2,000
空売)¥6,355×4000(変わらず)
空売)¥6,360×5000(含み益¥25,000

ソニーは今朝、GDスタートになるとは思わなかった。気配を見て、より直前に買いが入るか?と思いつつ、しかしこのところやられてばかりでどうにもならないので、押したら買い戻す積りでいた。

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結果的に売り物が出てくれて、買い戻すことができたけど、それは単純に株価の位置から来る利食いに過ぎない。

ソニーを売る理由は、個人当気には日本市場が崩れた場合、個人の売り物が集中するだろうから、意外な値幅が出ると思っているから。このところのソニー売りは毎回そんな妄想に期待してるわけだが、この相場が一向に崩れないから勝てない。

実際こんな日本市場って異次元の相場だからなぁ・・・。


8306 三菱UFJ ¥559.6(△¥4.3)
空売)¥558.0×80000(含み損¥128,000
空売)¥558.4×10000(含み損¥12,000
空売)¥558.3×20000(含み損¥26,000
空売)¥557.2×20000(含み損¥48,000
空売)¥557.0×30000(含み損¥78,000

米国市場では金融株(銀行株)はなかなかの決算だったわけでが、日本ではそうは問屋が卸さない。その米国では個人ファイナンスが既に限界と言われていて、とにかく好調な消費のほとんどすべては、借金によるもの。

好景気になれば当然消費が増えて借金も増える。これは当たり前だけど、この流れが自然と言えるのは、インフレになっている時だけ。ところが、最近の米国経済は米中貿易戦争をやらかしているにも関わらずCPIが上がらないという、ある意味病的な状況に陥っている。

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怖いのは、大幅に中国製品に関する関税引き上げ状態で、物価が上昇しないという症状で、タラレバじゃないけれど、関税引き上げがなかったら、米国CPIはやばかったかもしれない。

というか、日本はともかく米国でも、どうやら金利上昇しない経済に突入した観がある。

もしかしたら、戻りいっぱい、水準訂正一杯の株価の位置かもしれないということで売り建てた。


6981 村田製作所 ¥5,921(△¥84)
空売)¥5,920×5000(含み損¥5,000
空売)¥5,925×3000(含み益¥12,000
空売)¥5,930×3000(含み益¥27,000

どこまでも強気な村田の経営陣。確かに業績は下げ止まっているというか回復基調にあるのかもしれないけれど、売り建てた理屈はソニーと同じ。

株価は十分に戻った。あとはタイミングでどこで利食いを入れてくるか・・・。それに賭けるしかない。


2432 DeNA ¥1,886(▲¥9)
空売)¥1,922×1800(含み益¥64,800
空売)¥1,921×3800(含み益¥133,000
空売)¥1,920×2000(含み益¥68,000
空売)¥1,919×3200(含み益¥105,600

放置。というかあまり興味がなくなった。

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本日の収支:+¥2,270,000


独り言

日本市場のこんなに強い相場は一体、いつ以来何だろう?日銀が異次元緩和と称して金融緩和を始めた直後の相場は、これよりも値幅が大きい分だけ強く感じたけど、約1ヵ月半後に大暴落を演じてる。

だが今回のこの強さは、あの時の上昇とは全く異質なもののような気がする。大きな材料(異次元緩和)があって、大きな出来高があっての上昇だったのに比べ、今回は需給相場の色合いが濃い。

それをどう見るか?ってのが今の相場で、だからこそ全く買えないんだよね。相場のことだからこの先どういう展開になるのかは、「神のみぞ知る」と言う感じなので、だったら自分の思う通りのポジションでいいと思ってる。

さて、話は変わりますが、このところまたしても体調がすぐれず、また夜間に無理が効かなくなってきて、調査する時間がほとんど獲れなくなってしまった。

なので、ザラバの2回(前場・後場)のブログを当面は大引け後1回とします。申し訳ありませんがご理解ください。

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