来週もハイボラな相場が継続することを示唆：3月27日（金）後場

日経平均株価　￥19,389（△￥724）

後場の相場概況

いままで、株式市場の動向はすべて、中銀の資金供給の量に比例するような上昇を続けてきた。実体経済の成長はドラスティックではないにしても、金融緩和の量は実際GDPの数倍まで膨れ上がっている。

要するに、通貨の量が多くなると本筋では通貨価値が下落するものなのだが、変動相場制で比較対象の通貨がすべて同じように供給量を増加させれば、個別の通貨価値は見掛け上変化がない。それで過剰な通貨量は株価を押し上げる方向に動くというのは、実はかなり自然なことなのだ。

実はどうにもならなくて、増加した資金はファイナスに吸い込まれるだけのこと。そして一部は、株式や債券が買われるようになり、価格の上昇圧力もかかるはずだ。だからこそ、金融緩和に対して株価はよく反応する。と、同時に市場のボラティリティは急上昇し、値動きの荒い相場になる。

FRBが資金の無制限供給を打ち出した以上、無暗に株価は下落しないような、そんな状況になった可能性も結構高いのではないか？

後場の取引とポジション

6758 ソニー　￥6,688（△￥288）
空売平均）￥6,598×18600
買戻）￥6,565×18600（+￥610,000）

7270 SUBARU　￥2,271.5（△￥66.5）
空売平均）￥2,232.5×9000
買戻）￥2.243.5×9000（-￥99,000）

7203 トヨタ　￥7,029（△￥311）
空売平均）￥6,768.2×8000
買戻）￥6,818×8000（-￥399,000）

7201 日産　￥386.47（△￥6）
空売平均）￥386.9×55400
買戻）￥377×55400（+￥548,000）

8604 野村　￥475.4（△￥7.6）
空売平均）￥472.2×142000
買戻）￥465.4×142000（￥965,000）

4324 電通　￥2,199（▲￥24）
空売平均）￥2,314×7000
買戻）￥2,203×7000（+￥770,000）

本日の収支（前場・後場合算）：+￥1,960,000

後場の独り言

前場は持ち越してもいいかな、なんて思ってたことは事実だけど、やはり30日の月曜は、株をいじってられる時間が限られる（前場の30分間くらいか）ので、やめておこうと思った。今日のようなザラバではなんというか需給がかなり歪んでるんで、月曜の寄り付きに思わぬ上下が出る可能性がある。

ある銘柄を空売りして持ち越した。それで権利落ちで米国市場もマイナスだったので、一日で配当分以上の利食いになるのは確実と思って気分良く週末を過ごした。そして月曜になって日経平均は配当分以上のGD気配で安心していると、なぜか俺の銘柄は、S高気配！何これ！？寄り付きまでには戻るか、と待っていたけれど、始まって特買いのまま。結局なんというか10％くらい担がれて大火傷を食らったよ。

悔しいので後でいろいろ調べたけど、特別に材料が出たわけじゃないので、いわゆる「大人の事情」って奴だったんだろう。それにしても後で配当分も支払わされて、本当に萎えた記憶がある。

今日あたり、売り方も買い戻したくて仕方ないから売りが危険というのもあったしね。

こんな日はプロ同士、勝手にやってくれ！ということだね。