支援カード「灼熱の破壊龍」の効果を推測してみた
今回は話題騒然の支援カード、灼熱の破壊龍の話。
Twitterでは先に紹介していたものになる。ブログ更新をサボり気味で申し訳ない。
このカードをご存知ない方もいるだろうか。
10月15日発売の月刊コロコロコミック11月号に情報が載ったもので、来月号の付録になるとのこと。
気になるテキストは以下の通り。
キミのチームの援護攻撃が発生しなくなるが
キミの相棒ゾイドがあたえるダメージが大アップする。
ペナルティは援護攻撃がなくなること。HPの制限もなければ、ブラスト状態や1発だけなどの制限もない。
つまりバトル開始直後から大アップの効果を得られる事になる。
テキストを読む限り非常に強い。
しかし強いと思う一方で、こうも考えた。
大アップとはどれくらいなのか?
援護攻撃無効に見合う威力なのか?
以下の2つのカードを使い、ダメージ感をシミュレーションしてみよう。
シミュレーション前に前置きすると、アップ(ダウン)効果はテキストが同じ「大アップ」や「すこしアップ」でも、効果の目安となるそれぞれ言葉(大や超)に幅が設けられている様に感じる。
例えば、10%アップ以下を「すこしアップ」と記すイメージだ。このケースだと、3%アップでも、5%アップでも、8%アップでも、10%アップでも、全て「すこしアップ」と書かれる。
今回の「大アップ」も、恐らく25〜35%の幅があるはず。(+40%の可能性もある)
こちらが使用したのはカードブースト0のWRデスレックス極炎龍形態。ブースト0を採用した理由は、頑張ればビギナーでも1枚は入手できる強WRだから。
サポートにはSPキャノンブルとRラプトリアの2体を選んだ。
折角なのでWRワイルドライガー雷獅子形態に相手をしてもらおう。
1、復讐の破砕撃
まず通常の与ダメージを比較する。
効果なし:1801
効果あり:2432
注、どちらもWB前の相手に対する与ダメージ。
支援カードの効果で約35%アップした。早くも予測最大効果を確認。今回の条件だと実数は+631だった。
常に+631ではないので注意!
2、宿敵との激突
次にブラスト後の与ダメージを比較する。
効果なし:2244
効果あり:2918
注、どちらもWB後の相手に対する与ダメージ。
宿敵との激突は過去に検証済みだが、念のため再掲する。
支援カードの効果で約30%アップした。今回の条件だと実数は+674だった。
繰り返すが常に+674ではないので注意!
割合は異なるが効果あり同士の与ダメージを合算してみよう。
効果ありの合計与ダメージは……
5350
内、支援カード加算分は1305。
考えられる最低条件(25%)に合わせるなら予測合計ダメージは5057。
内、支援カード加算分は1012。
低い条件(30%アップ)に合わせるなら予測合計ダメージは5260。
内、支援カード加算分は1215。
高い条件(35%アップ)に合わせるなら予測合計ダメージは5462。
内、支援カード加算分は1417。
なお各サポートゾイドの援護攻撃による与ダメージは以下の通り。
SPキャノンブル
Rラプトリア
注、どちらもWB後の相手に対する与ダメージ。
援護攻撃の合計は1229。
与ダメージの期待値は、支援カードの効果が35%アップなら援護攻撃が1発でも2発でも灼熱の破砕龍の方が上。30%以下なら援護攻撃2発の方が僅かに上。
「大アップ」がここまで高火力だと、ランダム発生の援護攻撃に賭ける意味はあるのだろうか?
実は今回、比較的緩い条件でシミュレーションしたつもりだ。相手がWR雷獅子だったから2発で倒せた可能性もある。 チームPボーナスが発動したカードブースト5のWRが相手だったら結果は変わっていたか?
余談になるが今回のシミュレーション結果は別の視点から見ても面白い。
灼熱の破壊龍を見た時に小生が真っ先に思ったのは、スコアアタックに最適な支援カードでは?という事。
スコアアタックにおいて援護攻撃は邪魔でしかないからだ。しかし雷獅子を実質2発で倒せてしまう事を考えると、かなり高ディフェンスのボスが相手でないとスコアタックはできないだろう。
また加算されるパーセンテージ次第になるが、現在仕様において防御される前提のトップスリーハンター防衛戦でも厳しいカードだと思う。仮に35%アップしたとしても、援護攻撃なしの3発で激戦区のカードブースト5済みWRを落とすのは難しい。
さらに余談になるが、カードブースト5のWR極炎龍形態が宿敵との激突使用時にWR雷獅子へ与えるダメージは以下の通り。
注、どちらもWB前の相手に対する与ダメージ。
ベースの与ダメージ(1837+2305)を考えると、たった21%アップでWR雷獅子を倒せてしまう……。
灼熱の破壊龍がゲームバランスを熟考した上でのリリースである事を心から願う。
急いで書いたエントリーにつき、計算間違いや誤字脱字があるかも知れません。ご指摘ください。