Jacinto’s 〜ゾイドバトハン考察〜

ゾイドワイルド バトルカードハンター(バトハン)攻略?考察?ただのメモ?自分向けのブログですが、コメント大歓迎です。

ブラックリバーブリッジ奪取作戦

※この記事は予約投稿です。
※句読点、改行、スペースなどを直さずに原文のまま文字にしています。
ダッシュ部分は「ーー」で表現しています。

 

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5月26日
 トラム基地を発ち、共和国軍はカルグン火山帯へと進軍を進めた。
ブラックリバーブリッジ ーー火山帯への進軍には避けては通れない要所だ。
帝国との激戦は必至。
だがシャイニングランス隊の姿が一人足りない。
ラプトリア ラフィネの修理の目処が立たず、ユアはトラム基地に残ったのだ。
「ユア…無理して笑ってたな」
「ああ、ユアの分も頑張るしかないさ」
ウィルもジェイも、不安を振り払うように無意識に速度を上げていた。

 

5月27日
 基地に残ったユアは発掘を手伝っていた。周辺の発掘ポイントからは有用な資源が豊富に発掘されるのだ。
体を動かしてた方が色々考えなくて済む、そう思い焦りを振り払ったその時、岩壁が崩れたーー!
そこには、大きな翼が埋もれていた。
「これってもしかして…!」
翼の持ち主の発掘が急ピッチで進められる…!

 

6月1日
 カルグン火山帯への道のりは続く。
先行するウィルとジェイの目の前に1体の見たことの無い青いライオン種ゾイドが現れた。
「帝国の新型ゾイド!?」
呼びかけるも応答は無く、ジェイのガトリングフォックス シャドーが先制攻撃をかける。ライオン種ゾイドは、まるでこちらの動きを読んでいるかのように華麗にかわし続ける。
「これならどうだ!進化解放”グングニル”!」
ライガー・ジ・アーサーはA-Zアーサーランスによる強烈な一撃を繰り出す。
しかし、ライオン種ゾイドにまたしてもかわされてしまう。

 

6月1日
「少しだけブレードライガーの力を見せてやる」ブレードライガーは輝く刃ーーレーザーブレードを展開する。
ブースターが火を噴き、目にも留まらぬ速度で一直線に斬り抜けたーー!!!
(やられた……!?)
「安心しろ、斬りつける瞬間ブレードは収めた」
「一つ教えてやろう。お前たちはゾイドと心を一つに出来ていない。ゾイドの心の声を聴け」
ウィルとジェイは立ち尽くす。
「もう一つ教えてやろう。俺は帝国ではない」ブレードライガーのライダーは、そう言い残して立ち去っていった。

 

6月7日
共和国軍はブラックリバーブリッジの目前まで来ていた。
 旗艦ゾイドモリー大佐のグラキオサウルス、多数の火器を備えた動く要塞だ。そのまわりを固めるのは鉄壁トリケラドゴス クロム部隊だ。精鋭部隊に加えて多数のゾイドハンター達もいる。
帝国との激戦が始まろうとしている。

 

6月8日
 共和国軍の偵察カブターのライダーは無数の帝国軍ゾイドに目を疑った。帝国はこの地に強力な改造ゾイドの大部隊を送り込んできたのだ。
「当然か…奴らは時間稼ぎが出来ればいいんだ。オメガレックス1体の復元で、すべて事が済むんだからな…!」

 

6月8日
 ブラックリバーブリッジを挟み、にらみ合う両軍。ウィル達はじめ主戦力の配置も完了した。
「ジェイ…ファントム隊、いるよな」
「お前が言うと当たるからやめろ…」
まもなく夜が明ける…それと共に開戦だ。
「今は、俺達のできることをやろう」

 

6月9日
 夜明けとともに共和国軍の猛攻が始まる。
後に「ブラックリバーブリッジの戦い」と語られる一戦の火蓋が切られた。
 旗艦ゾイド・グラキオサウルスの主砲が火を噴く!帝国陣地に着弾し、巨大な火柱が上がる…!
間髪入れず期間の後方から、A-Zボムを抱えた共和国のカブター隊が次々に飛び立つ。
これを迎え撃つのは帝国のバズートル ラグーン部隊だ。対空射撃でカブターを撃ち落としていく…!

 

6月9日
「ひるむな!行くぞ!」
疾風のごとく飛び出したのは、ファングタイガー 白虎形態の小隊だ。
弾幕を交わしながら橋を駆け抜ける!
「行かせはしない!!」
立ちはだかったのは帝国のギルラプター部隊!高速のカギ爪が襲い来る!
「本能解放ーーワイルドブラスト!」
ファングタイガー 白虎形態は背中のツインドファングを展開し迎え討つ!

 

6月9日
「ジェイ!俺達は敵陣に切り込むぞ!」
ウィルのライガー・ジ・アーサーとジェイのがトリングフォックス シャドーも突撃を開始。
 ファングタイガー 白虎形態の脇をすり抜ける刹那ーー切り裂かれたギルラプターの装甲が眼前に飛び散った!
味方ながらゾッとする刃の斬れ味を尻目に、2体は敵陣へと突き進む…!

 

6月9日
 対岸を守る改造スティレイザー部隊を蹴散らしたウィルとジェイは、遂に敵陣に突入していく!
「ジェイ!光学迷彩でーー」
「ーー敵陣に潜り込んで撹乱、だろ?」
ガトリングフォックス シャドーの姿が揺らいで消える。
「ウィル、お前はーー」
「ーーああ、指揮官機を一気に叩く!!」

 

6月9日
 ライガー・ジ・アーサーはA-Zアーサーランスを振るい、敵を蹴散らし疾走する。その姿はまさに雷光そのものだった。
 両軍入り乱れ混戦と化した敵陣を、指揮官機を探して駆け巡る。ジェイのお陰で場が混乱している今がチャンスだ。
「…いた!あのギルラプターか!」
ライガーの眼が敵将を捉えたその時ーー両断された共和国のハンターウルフが吹っ飛んできた!
すんでのところでかわしたライガーに、陰から音なき凶刃が迫り来る…!

 

6月9日
 死角からの無音の刃を、身をよじり回避するライガー…間に合わない!
刃は右肩をかすめる…!A-Z機関砲は斬り裂かれ、パージされた瞬間に爆発した。
「やはりかわしたか…”銀の雷光”」
「黒の…いや、”鮮血の幻影”とでも言った方がいい見た目だな…!」
そこに立っていたのは、これまでに破壊したゾイドのオイルで赤く染まったドライパンサー ブラッドだった。
放つ殺気が膨れ上がる!
「さぁ…あの日の仕切り直しだ!!」

 

6月9日
 雪辱に燃えるディースとドライパンサー ブラッド。鬼気迫る様子にウィルとライガー・ジ・アーサーもうかつに動けない。にらみ合う両者の間で、目に見えない高度な攻防が展開される…!
 永遠のように長い数秒。爆音を合図に時が再び動き出した。パンサーの無音の射撃をかいくぐるライガー!2体の爪と爪がぶつかり火花を散らす!
もはや誰も二人の間に割って入ることはできなかった。

 

6月9日
 ドライパンサー ブラッドが牙を剥く。
「兵器解放ーーマシンブラスト!!」
命を刈り取るA-Zドライブレードは静かに唸り声を上げる!
「地獄の三連刃(ドライスラッシュ)ーー奴を斬り刻め!!」

 

6月9日
 ライガー・ジ・アーサーが吼える。
「進化解放ーーエヴォブラスト!!」
進むべき方向を指し示すように、銀色の槍が展開し光を放つ!
グングニルーー敵を貫け!!」

 

6月9日
 2体のゾイドの武器が幾度となく衝突する。ライガーのA-Zアーサーランスをドライパンサーがシャドウシールドで跳ね上げ、体勢を崩しにかかる!
(ディース…戦い方が巧みにーー!!)
「ウィル…いいことを教えてやる!」
互いに武器が軋みを上げる。
「橋を渡っている旗艦ゾイド・グラキオサウルスに、まもなくエリザのスナイプテラ部隊が爆撃し橋を落とす」
「ーー!!お前ら…ッ!!!」
「止めたいなら…俺を倒してからだ!」

 

6月9日
 ジェイのガトリングフォックス シャドーはヴァクのファングタイガー シュヴァルツに足止めされていた。ディースの言葉通りエリザのスナイプテラ BRUが大量の弾薬を積み、橋へと飛んでいく!
 万事休す…そう思った時、スナイプテラに迫る青い機影ーー!

 

6月9日
「ーーお待たせ!ウィル、ジェイ!!」
それはユアの乗ったソニックバードだった!!
「シャイニングランス隊…勢揃いだ!!覚悟しろよ、ファントム隊…帝国軍!」 「進化解放ーーエヴォブラスト!!」
ユアが操るソニックバードの両翼の先端からA-Zウィングソードが現れる。
スカイスラッシューー!
青き翼が、スナイプテラ部隊を一瞬で切り裂いた!!

 

6月9日
「何なのよ…そのゾイド!!」
エリザが歯がみする。トラム基地で発掘されたゾイドーーソニックバードが共和国軍の窮地を救ったのだ。
 ソニックバードの登場により、制空権を失った帝国軍は撤退を余儀なくされた。
「次の戦いにも出てこい!そこでオレの強さを証明し…息の根を止めてやる!!」
返答も聞かず、ドライパンサー ブラッドは姿を消した。
こうして、ブラックリバーブリッジの戦いは、共和国軍の勝利に終わった。

 

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