前回の続きだよー。
ポンコツ化したジョーズ氏の安全運転とは程遠い、ぶっ飛ばし運転で、朝の四時だったこともあって5分そこらで病院に到着。
人ってビビると痛さを忘れるんだ、と身をもって体験。
座れなくて後部座席に寝そべってたんだけど、ジョーズ氏の荒い運転で頭を数回強打。
こいつ、ぜってー病人乗せて運転させられねーな。
着いたときには病院にいたセキュリティーガイが車椅子をもって来てくれて、緊急レベル上から二番目の黄色をいただいたので、待ち時間なしでそのまま中へゴー。
エコーしている時には大体落ち着いてたので、我慢できる痛さくらいになってたのでまぁよかった。
全然関係ないんだけど、診察室には蚊が4匹ほど飛んでいて、
よくぞまーそんな大量の蚊を野放しにして仕事集中できるなお前ら?
とそっちばかり気になっていたそにあん
とその時、来た当初お腹が痛いとギャーギャー騒いでたので、イタリアの病院お得意のお尻に痛み止め注射をぶっ刺されまさかの痛み止め打ったところが痛い現象。
痛み止めって痛みとる為の物ではないのか?と、世の中の矛盾なものランキングに私のなかではランクイン決定。
このお尻の注射の痛みは結局2週間ほど消えず、痛くて打ったとこ側に横向いて寝れんかった。看護師さんが下手だったのか??
イタリアの救急病院無料なもんで文句は言ってらんないんだけどね?
お尻注射の痛みはよいとして、私が運ばれた時なぜか研修生らしき方々が2人いらっしゃって?女医さんもいれると1対3ですよ(蚊も4匹)。下スッポンポンで3人に囲まれてるシュールな感じでなんとも言えない朝の4時。
女医〉全部出てたみたいね。子宮の中に何も残ってないよ。良かったねー。痛かったと思うけど結果オーライだわよ。
そにあん〉あっ、まじっすか、そんならよかったです。でも手術予約してるのどうしましょう。
女医〉電話してキャンセルして?
まじかーい。こんなに痛い思いして苦しんでまだ安静にしなきゃならないのにまたセルフサービスかよ。
同じ病院なんだからさー、自分たちでコミュニケーションはかって??
日本だったらきっと全部上手いことなってんだろうなー。この病院がおかしいのか?!同じ敷地内に救急病院とデイサージュリーは隣同士にあるんすよ?なぜそこのやり取りを円滑にするようにしないのか?!
女医〉血液型何型?Rhマイナスだったら72時間以内に注射打たないとまずいよ?
そにあん〉プラスです。
女医〉証明できるものある?
あるわけないやろー
そにあん〉母に電話するのでそれじゃだめですか?
女医〉いいよー。来週確認のためにまた来てねー。
そんなんでいいんかーい
そんなこんなで外で母親と電話していると、苦しそうな女性が外で待ってて、彼女も流産したけど自然に外にでなくて手術の予約が1週間後と私と同じパターン…
救急病院に婦人科をもとめてくる人って大体が出産か流産なんだなと、真逆シチュエーションだと思うとポジティブ脳の私でもちょっとしんみり。
そんな感じでお尻の痛みを抱えながらジョーズ氏と家路についた午前7時。
もうね、食べたね。妊娠中に食べれなかったもの。
飲めなかったカフェイン系を大量摂取
コーヒーを浴びるように呑んで、家のことのすべてを放棄して、仕事を再開するのも伸ばしに伸ばして休んでやったさ!
合計で3週間仕事病欠。
イタリアでは病欠だと給料が払われるので申し訳ない気持ち0.3%を持ちつつ休みに休んでやったさ!
そうじゃないとやってらんねーぜ!
イタリアで初ありがたいと思ったのはこの精神的ダメージを受けてるときに病院代は一切かからないし給料もらいつつ休める、懐ダメージがなかったのはせめてもの救いダブルパンチはきついよ?
あとちょっと続く!
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