えほんの本棚

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【レビュー】どこどここけし:山田マチ

 

 

昭和レトロな置物の「こけし」。

とは言え、一部マニアな女子たちの間で、今でも人気があるこけし。手描きならではの素朴さと、世界にたったひとつ感が魅力なのでしょう。うちにも何体か居ますが、この子たちを見ると、なぜか顔がゆるんでしまう。どこがどうかわいいのか、正直答えに詰まるものがあるのですが、あると場が和む存在であるのは確かです。

 

作者の山田さんもおっしゃっていますが、こけしって、いつからそこに居るのか記憶にない。自然に当たり前のようにどこの家庭にも居る感じが面白い。

 

でも、そんなこけしがある日突然、いなくなったら?

 

 

 

ある女の子が、茶箪笥の上に置いてあったこけしがいなくなってなっていることに気づきます。

 

「あれ?こけしがいない。

 どこ いっちゃんたんだろう・・・。」

 

こけしは何処へ?

あれれ?こけしが意外なところで活躍しているみたいです。さぁ、覗いてみましょう。

 

ある時は、ロックスターのマイク。

ひぇー、ボーリングのピンになって、倒されちゃったりしてるぞ!

 

こけしは、ありとあらゆる場所に現れます。

時にどこにいるのか判らないような、まるでこけしと「かくれんぼ」をしている気分です。

 

しかしまぁ、こけしってアクティブ!

意外な場所で意外な活躍ぶりに思わずクスリと笑ってしまいました。

 

さて、おかっぱの女の子はこけしを見つけることができるかな?

最後のオチまで楽しめました!

 

 

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