2020-03-26

ウエディングDJとは?

全世界のモバイルDJ人口において一番の収入源はWeddingの現場である。ウエディングという祝賀行事は年間を通じて行われ(もちろんシーズンによって変動はある)特に春先や秋口にピークを迎える。

ウエディングDJは日本での需要はまだまだ低いが、国際結婚の増加やウエディング事業者が新しいウエディングスタイルを模索する中で、今後ウエディングDJは新たな市場になるのは確実である。私は幸運にも10年間で1000件以上のウエディングに携わることができた。その経験を踏まえて今後ウエディングDJを目指す方に向けて情報を公開したい。

ウエディングDJとはカジュアルなウエディングで、主に二次会のようなパーティー形式で行われることが多い。それではウエディングDJとは具体的にどんな役割か?以下に主な役割を述べておく。

ウエディングDJの主な役割3つ

1 新郎新婦の要望に沿ってウエディング時の音楽全般をプロデュースする
・カクテルアワーや迎賓での空間作り、入場や乾杯などのスポット曲から歓談などの音楽割り当て

2 時に司会進行役、パーティーの一部や全般の企画考案
・事前にパーティーのテーマや各コンテンツを考えたり、新郎新婦との事前の共同作業が伴う

3 当日の音響周り、映像機器や照明の設備管理
・主に機材のセッティング、必要な機器のオペレート演出(操作)お二人のプロフィール紹介等映像出しや特殊照明も依頼があれば行う

以上を踏まえると「ウエディングDJ」は単なるDJというよりは複合型のプロダクションであり、一定レベル以上のスキルが必要となることがおわかりいただけるだろう。要するに単にDJが出来るだけでは務まらない、ウエディングへの理解力と経験が同時に求められる。

ウエディングDJに必要な最低限のスキル3つ

1 コミュニケーション能力、洞察力
・ウエディングは多くの関連業者(ケータリングサービス、装飾、カメラ屋さん)などと連携することではじめてパーティーの成功が可能になる。スタッフへの配慮が出来ないと現場がまとまらない。またPCとにらめっこではなく、お越しいただくゲストへの気遣いも必要である。

2 空間を作る選曲能力
・自分の得意なジャンルだけしか引き出しがないDJは、他のジャンルも勉強しよう。
クラッシクやジャズ、シャンソン、ラテンなど沢山のジャンルを知ることで様々なゴージャスな雰囲気、しっとりとした空間作りなどに対応できる。

3 音響・映像などテクニカル的なトラブル対応力
・私自身も何度も経験しているが、音響や映像関係のトラブルは付きものであり、音が出ない、映像が映らないなど、機材が思うように動作しないとパーティーが始まらないので、トラブル時の作業ほど汗が出ることは他にない。

大切なこと

これらのスキルを備えて初めて「ウエディングDJ」の役割を担うことができる。なんとも奥が深くプロフェッショナルな仕事だ。そして最も大切なことは結婚をする二人を心から祝う気持ち、ゲストを楽しませ最高の一日を演出する努力をすること。

ひとつひとつの依頼をコツコツと成功させることができれば、口コミで次々に紹介が増え仕事が耐えることはない。ウエディングは人々の人生分岐点に関わる大切な行事。しっかりとスキルを身に着けて「音楽で人々に幸せを届ける喜び」を味わって欲しい。

↓以下、動画でも説明しております↓


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