「Brave」は広告カット機能やTor接続によるプライバシー機能があるWebブラウザ。ブラウザといえば、Google Chromeを使っている人が多いと思うが、BraveのエンジンはChromeと同じChromiumなので、使い勝手はChromeと同じ。さらに、Chromeと同じ拡張機能やアドオンができるほか、ブックマークなどのデータもインポートできるので、Chromeの機能に広告カットとTor機能が付いたと言っても過言ではない。Torは匿名通信
ができるサービスのことで、自分のIPアドレスを隠してアクセスができるが、別サーバーを通すので通信速度は遅くなる。常時利用するのではなく、プライベートタブでのみ利用できるので、「絶対に痕跡を残したくない」というWebページを見るときだけ使うことが可能だ。
ユニークなのは、Brave Rewardsという機能をオンにして広告を見るようにするとポイントが貯まること。ポイントは換金は現時点ではできないが、ウェブクリエイターの支援はできる。
Braveの基本機能
Braveの基本画面。Chromeとほとんど同じ。新しいタブを開いたときはダッシュボードが表示され、カスタマイズが可能。
広告ブロックは自動的に有効になっており、ツールバーにある「Brave Shield」ボタンをクリックすれば、広告ブロックのオンオフやブロックした広告の情報がわかる。
ツールバーの「Brave Reward」ボタンからBrave Rewardを有効にすると広告が表示されるようになり、視聴によってポイントが入るようになる。Brave Rewardへの参加はダッシュボードがからも可能だ。
拡張機能は、ツールバーの拡張機能ボタンから管理される。ツールバーに拡張機能を表示したいときはピン留めボタンを押そう。
Tor経由でWebページを開く
ツールバーのメニューから「Torで新しいプライベートウィンドウを開く」を選択する。
接続がTor経由になるほか、検索エンジンがプライバシー重視のduckduckgoに切り替わる。通信は安全になるが、速度は遅くなるので必要なときだけ利用しよう。
以上、プライバシー重視のブラウザBraveの紹介でした。