16Vに昇圧前後でイグニッションコイルの火花を確認してみた | 車な週末Life

16Vに昇圧前後でイグニッションコイルの火花を確認してみた

16Vに昇圧する点火強化は効果があるのか確認したい

当方のコルト(Z27AG)は昇圧コンバーター(AQV-100-N)を使ってイグニッションコイルへの電圧を16V付近まで上げる点火強化を行っていますが、本当に効果があるのか確認したくなりました。

イグニッションスパークテスター(点火チェッカー)を購入したので、計測する電圧を変えながら昇圧前後の火花を確認してみました。

点火チェッカー イグニッションコイル 火花

確認結果などをご紹介します。

目次

イグニッションスパークテスターの準備

イグニッションスパークテスターはイグニッションコイルが壊れているかどうかだけでなく、どれくらいの電圧がでているかを大まかに確認できるツールです。


使い方は簡単で、イグニッションコイルにイグニッションスパークテスターを装着して、ボディにアースを取るだけです。その状態でセルモーターを回せば、火花が出るかどうかを確認することができます。

確認した車両はコルト(Z27AG)で推定5万キロほど使用した純正イグニッションコイルになります。面倒なので、1本だけでの確認となります。

イグニッションコイルにチェッカーを差し込んで、チェッカーについているアースをボディに止めてあるボルトの頭に咥えさせます。

30000V設定での火花確認

まずはチェッカーのネジの先端が30000Vの位置になるように設定します。
この状態で火花が飛べば、だいたい30000Vくらいの電圧になっているということがわかります。普通車だと30000V前後にはなっていはずなので、これで火花が飛ばなかったり、飛びにくかったりしたらコイルの劣化が疑われます。

一時的にコンバーターで昇圧しないように配線をいじります。
あと、エンジンがかからないように燃料ポンプのヒューズを抜きました。

5秒ほどセルをまわしました。問題なく火花は飛んでいました。

セルを回していた時の電圧は11.9Vでした。
エンジンがかかっていないので低い状態ですね。エンジンがかかれば14V半ばくらいになります。

つづいて昇圧コンバーターの配線を戻して昇圧した状態で同じようにセルを回します。
こちらも問題なく火花が飛んでいました。

電圧は15.4Vまで上がっていました。

35000V設定での火花確認

次は3と4の間位にして35000Vでの確認をします。

昇圧前ですが、こちらも問題なく火花が飛びました。

昇圧後も火花が飛びました。

40000V設定での火花確認

最後に40000Vで確認しました。

昇圧前ですが、同じように5秒ほどセルを回しましたが、火花が飛んだのは一回のみでした。

昇圧後も同じように5秒ほどセルをまわしました。
こちらは2回火花が飛びました。

ちなみに明るいと火花が見えにくいので、段ボールで囲って暗くして確認しました。

火花を確認している動画はこちらになります。

まとめ

昇圧後も電圧は40000Vまでは出ていないことがわかりましたが、回数からすると、昇圧後のほうが強い火花が出ているんじゃないかという結論に至りました。

そもそも純正のイグニッションコイルが通常時に何万ボルトを発生しているかが不明なので何とも言えませんが、コイルが劣化し、電圧が低くなり昇圧の効果を発揮できていないといことも考えられます。

新品のコイルを使ってテストするなどすると、いろいろ見えてきて面白そうですが、機会があれば試してみようと思います。すでに他車種のコイルを流用することを計画しているので、その際にはイグニッションスパークテスターで確認してみようと思います。

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