地域の課題は現場でしかわからない(第156回霞ヶ関ばたけ) | 地方創生のよもやま

地方創生のよもやま

地方創生にまつわるいろんな話題を提供します。

8月14日朝はいつもの霞ヶ関ばたけ
 
講師は、A級グルメ、ゼロ円起業の立役者
島根県邑南町役場の寺本氏
 
(当日のグラレコ)
 
冒頭
地方創生で各地で取り組んでいる移住者、観光客、起業家の誘致に取り組んでいるが、うまく行ってないところが多い。
なぜなら、移住者と観光客が来るということは得体の知れない人が来るということ、起業家は商売敵が来るということ。いずれも関係ないどころか迷惑でしかない。だから簡単にうまく行くはずがない。
と、今の地方創生の問題を指摘。
 
その上で
すすめるべきは、住んでいる人が幸せになれるまちづくり。
邑南町では、まず食・農の取り組みとして、町の人が稼げるように食・農を学べる学校を作った。お婆ちゃんが道の駅に出す角寿司が3人で年商800万に、
と紹介
 
また、有名な0円起業に関し
地方には金がないというが、高齢化が進むにつれ年金が金融機関に溜まっている。
0円起業は、そのお金が出資にまわって上手くいった。
と触れた上、高齢者が、若者を捕まえて出資して口も手も出して楽しく過ごしている様子を紹介
 
講師の著書「ビレッジプライド」で紹介されているのは、公務員ながらアグレッシブに試行錯誤、挑戦を重ねる姿。主催者がその秘訣に切り込むと、

思い切ってやってみると課題が出てくる。その課題を解決し、一歩一歩階段を上がっていくから違う世界が見えるようになる。

キャッチーなタイトルをつけて外へ発信すると、住民はついてきていないが、ザワザワしてくる。やがて役場に文句が出てくる。文句が出てくるということは関心を持ったということ。そこで説明すると地域への広告ができる。
と、あくまで前向き。
 
最後に
国のレベルで地域の問題を解決できるとは思えない。地域の課題は現場でしか分からない。本当に課題を解決するのなら現場に入ることが重要。
と、現場からの発想の重要性を指摘
 
 
こちらの拙ブログ過去記事も併せて参照ください
 
ビレッジ・プライド 0円起業の町をつくった公務員
 
スター料理人は地方が育てる(おっはークラブ報告)
 
 
ブログランキングに参加しています。クリックで盛り立てて頂けると嬉しいです。