お気に入りの時計が壊れた時 | 250万円の家

250万円の家

「家を出てください」と大家さんに言われたことから全てが始まった。

軍資金も乏しい、路頭に迷う前になんとかしないと。

で、家を買ってしまおうと思いついたというアホな話。

https://ameblo.jp/2500000manennoie/entry-12443892563.html

「大きなのっぽの古時計」の歌、知ってますか?
 

おじいさんが生まれた朝に買ってきた記念の時計。

おじいさんの生きてきた人生に寄り添って絶えず時を刻んできた時計。。。

 

こんな内容の歌が歌い継がれてきているわけですから、時計に思い入れがある人も少なくないかもしれませんね。


さて、妻が結婚前から愛用している時計が壊れました。

 
デザインに惚れ込んで1993年に買ったとのこと。そういうのってありますよね。
 
一回ムーブメントをバラし掃除をするなど手を入れてみましたが、どうも、モーターが弱ったらしく、動いたり止まったりします。
 
 
もはや、25年以上動いているわけですから、そりゃあ、寿命と言えなくもない。
 
でも、やっぱりデザインが気に入っているらしく捨てきれないそうで。。。
 
5年生の娘は、「時計で時間を見る勉強になるから、私の部屋にもらっていい??」と。。。

「おい!5年生でまだアナログ時計の味方が怪しいのか???」

と突っ込みましたが、子供たちも子供たちで、生まれた時からみている時計なだけに、捨てられまいと必死

ここは、おもむろに一言。
 
じゃあ、直しましょう。
 
「わーお父さんすごい!!サイコー!!」との脳内音声が聞こえてきます。
 
⬆️決して肉声ではありません。。。orz
 
ええ、大丈夫です!

ちゃんと秘策はありますとも!!

手段として一番素直なのは、ムーブメントを取り替えること。
 
 
すごい!!電波時計のタイプもあります!!

でも、私は最寄りのセリアから、手作り時計工作用のムーブメントを買ってきて、取り替えるだけ〜〜〜
の材料費110円(税込)のムッチャお手軽修理のつもりでしたがしかし。。。
 
 
あ?。。。

り!。。。。。。

。。。。。
 
違う!!そうではなーーーーーい!!

針が小さすぎ。。。こりゃダメだわ。。。。「やっぱり、お父さんじゃ無理か〜」という脳内音声を必死に振り払います。
 
 
やっぱり、オリジナルの針を付けたい!!
 
なんとかつかないかと四苦八苦したけど穴の直径が、オリジナルの方が小さく。。。
 
穴を無理やり広げてもみましたが、やっぱりだめ。
 
じゃあ、軸をすげ替えたら??と思いつき、ダメ元でムーブメントを分解してみました。「逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!」との某少年の脳内音声が。。。
 
 
ネジ一本で開けられます。
 
右がセリアから買ってきた新しいムーブメント。
 
 
上が、オリジナル。
 
下がセリア。
 
 
でも、基本的構造が違い、当然中の歯車の直径が違うので、これも断念。
 

あ、そっか。針を作ればいいんだ。とコロンブスの卵的な発送が閃きました。

 

オリジナルの針を根元でカットして、セリアのムーブメント用の針にボンドでくっつけることにしました。

 

 

で、組んで見れば、とてもいい感じ。軸の部分の白がちょっとしたアクセントにも見えます。


すると、もう一つ難題が。。。

 

「秒針はないの???」と子供達。。。。

 

セリアのセットには、秒針は残念ながら入っていません。

 

あれ?でも待てよ??

 

軸の芯の部分は60秒で1回転しているはず!!

 

と思いつき、芯の穴にオリジナルの秒針の軸を差し込んでみました。

 

結果はビンゴ!!

 


秒を刻んでいくステップ型ではなく、無音のスーッと回っていくスイープ型秒針として動いてくれました。

 

古くなっても壊れるのはムーブメント。

 

逆に言えば、デザインは死んでいないわけで、110円(税込)でお気に入りが復活するんだったらとってもいいですね。

 

ただ、どうしても復活できなかった機能があります。

 

それは、曜日と日付表示機能。。。(文字盤の3の内側の四角い窓)

こればっかりはムーブメントと直結できず断念。

そこの部分の穴に今度は何をはめようか。。。それを今、考えています。

27年使ってきた古時計。

 

この時計はこれからさらに何年の時を刻んでくれるだろう

か。。。

壁に戻す時、そんなことを想像しました。

 

=====================

 

ブログランキングに参加中です。

⬇︎ お気に召したらクリックをお願いします。⬇︎

 

にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村

 

=====================