エクセルで楽々校務

学校現場で使えるエクセルファイルや小技の紹介をしています。掘り出し物があるかもしれません。あと、今までの実践での疑問点もつぶやきます。

時間割編成ソフト「コマ割りくん」の機能増強版

半自動版が最新です。

----------------------------------------------

結論から言うと、機能を増強しました。

①同時間コマの重複を、同画面でチェックできるようにしました。

②空き時間の教員名を表示できるようにしました。

最後に評価版のZIPファイルがあります。

では、操作説明です。

【目次】

①スタートファイルを開きます。

f:id:exeladmin:20200923002001p:plain

メニューが表示されます。年度、学校名を入れます。

教務設定1から順に作業を進めます。

②AB週の時数設定をする。(教務設定1)

f:id:exeladmin:20200923002149p:plain

各クラスの時数を設定します。赤枠は35で割り切れない教科です。ここで配分時数を決めます。最右列で●を選択したクラスが表示されます。特別支援学級まで、各学年5クラスまで設定可能です。

③担任名、専科等を入力する。(教務設定2)

スタートファイルの教務設定2のリンクをクリックします。

f:id:exeladmin:20200923002601p:plain

黄色セルに、担任名や専科名、教室名を入力します。理科は2人で担当するので、片方で表示する63理は、もう片方では表示しないように設定できます。

④チェックをかけながら、コマを入力していく。(教務設定3)

このソフトの心臓部です。

f:id:exeladmin:20200923003014p:plain

コマをクリックすると、配分時数と合致しているかチェックできます。
A2セルでチェックを停止することもできます。

f:id:exeladmin:20200923003204p:plain

上の黒ボタンを押すと、同時間でコマが重複していないかを、A・B週別にチェックできます。重複していると赤塗りつぶしになります。(新機能)

このようにチェックをしながら、コマ割りを完成させることができます。

⑤専科のコマを事前に検討する。(教務設定4)

f:id:exeladmin:20200923003518p:plain

専科のコマの配置を事前に検討できます。

⑥学級担任に教科を入力してもらう。

f:id:exeladmin:20200923003654p:plain

フォルダー内にクラス別シートがあります。各学級担任に入力してもらいます。

このファイルは、自動作成ツールがあるので、約10秒で全クラスのファイルを作成できます。

f:id:exeladmin:20200923003859p:plain

11(1年1組)のファイルを開いてみました。

左上のコードで1年1組を選択すると、コマ割りで設定した情報が表示されます。

V10セルからのオレンジセルに、分かっている教科を選択入力します。

残りの教科を、L列の時数と合致するように入力し、保存します。

⑦【印刷面2】に各クラスの時間割が集約されます。空き時間表も作成されます。

f:id:exeladmin:20200923004413p:plain

これはAB週混合です。A3:1ページです。

他に、A,B週別もA3:1ページで出力できます。

そして新機能として、空き時間表も作成できるようにしました。

f:id:exeladmin:20200923004621p:plain

ブランク教科名の欄で、空き時間の教科を入力すると、教員名を選択できます。

6時間目がない場合などは、空白(黄色)を選択肢に入れておきます。

B列の数字は、右から何文字目までを表示するかです。姓が2文字なら2、1文字なら1を入力すれば正しく表示できます。

⓼【印刷面1】で特別教室使用表も作成されます。

f:id:exeladmin:20200923005014p:plain

スタートファイルの【印刷面1】のリンクをクリックすると、このような特別教室の使用一覧表も出力できます。

 

現在の勤務校の年数がもうだいぶになったので、できるだけソフトの汎用性を高めておこうと少しリニューアルしました。

⑨サンプルファイル(ZIP)

このソフトは有料3000円です。

機能制限解除して、各クラスのファイルを自動作成できるツールを付けます。もし導入をご検討なら、本ブログ右カラムの【連絡・相談用フォーム】からご連絡ください。

 

 では、また(^^)/