2月9日(日)から、新約聖書・マルコの福音書の礼拝説教が始まり
ました。「マタイ・マルコ・ルカ・ヨハネ」、4福音書中の一つです。
聖書の順番では2番めに位置づけられていますが、福音書の中では
一番古い書物とのことです。
長いことクリスチャンをしていれば、福音書は何度も読んでいるはず
ですが、マルコの人物像、おぼろ気でしたね~(^o^;)
そして今回、改めて自分との共通項にも心が留まりました。
マルコの家庭環境はすばらしく恵まれていたようです。
エルサレム市内の豪邸で、信仰篤い未亡人の母と暮らしていました。
門にピンポンブザーがあったかどうかは分かりませんが、召使いが
訪問客を取り次ぐのに、かなり時間がかかるほどのお屋敷のようです。
たぶん最後の晩餐の大広間も、教会誕生の瞬間と言われるペンテコステ
(聖霊降誕)の場所も、このマルコ邸だったという節もあるようです。
その家で使徒ペテロを初め、パウロやバルナバ、ルカなど錚々たる
メンバーが集い、家庭集会や祈祷会が持たれていたのでした。
イエスの母、マリヤも参加していたかもしれません。
幼かったマルコ少年は名だたる人物に囲まれ、また愛され、薫陶を
受けながら成長していったことがわかります。特に医者であるルカが
詳細に記録する姿に感化され、記録の重要性を身につけたようです。
そして敬愛する使徒ペテロの話をいつも口述筆記していたことから、
マルコの福音書は、実質、ペテロの福音書と言っても良いのだとか。
母の慈愛の下、裕福な環境の中で育ったマルコは、その温室育ちの
ゆえに試練に弱い一面もありましたが、神様の憐れみによって、
代えがたい聖書の福音記者となったというわけです。
ところで、私とマルコの共通項とは? はて、なんでしょう?
実は一時期、教会の家庭集会の場として我が家を開放していたことです。
現在は要望がないため、一同に集まるのではなく個別にフォローして
いますが、ひと頃は狭い我が家があふれるほどの参加者がありました。
その中から何人かクリスチャンになった方もいますし、今も教会に
繋がっている人がたくさんいます。教会とはまた別の場所で、何でも
話し合える集いのメリットが大きいのだと思います。マルコを通して、
改めて家庭集会の大切さに気づかされたことに感謝です。
※写真は家庭集会ではなく、仲良しが集まるミニ・パーティの時のもの。