今年の朝顔。どの色もきれいで朝陽に映えます。
PC、スマホが当たり前の生活習慣になり、文字を書くことが
めっきり減りました。いざ書こうとしても、漢字を忘れる、
単語が出てこない‥は日常茶飯事。先が思いやられます。
そこで一念発起。新聞のコラムの書写を思いつきました。
手指を使うことは老化防止にもなるし、習ったはずの漢字や
単語を再びインプットすることは脳の刺激にもなるはず。
時事問題に疎い主婦も、コラムを書き写すことによって
少しは世の中の動きが分かるようになり、一石二鳥ならぬ
良いこと尽くし。いつまで続くかは分かりませんが、時間が
ある日は極力、チャレンジしたいなと思っています。
さて、今朝の読売新聞、朝刊のコラムの結びの文です。
<恐ろしいと警戒すべきものも交代しつつある。熱暑から
息つく間もなく、台風シーズンに入った。>
今週末に接近が予測される、台風10号について書いて
あります。60年ほど前、日本各地に甚大な被害をもたらした
伊勢湾台風に匹敵する大型台風らしいとのこと。
コラムの主旨から少し外れますが、この伊勢湾台風のこと、
幼いながら、鮮明に覚えていることがあります。
台風一過と言いますが、朝、起きたら目も覚めるような青空。
「ああ、空がきれい!」と、目を庭に移すと‥。びっくり仰天!
ちょっとしたローズ・ガーデンとも言える、父の自慢の庭。
その庭の奥には木造の物置がありましたが、なんと、その
物置が見事に横倒しになっていたのです。
結構大きな物置で、様々な暮らしの道具の他に、兄や姉たちが
せっせと集めたメンコやビー玉、おはじきを入れた缶が棚に
置いてありました。とっさに、あの缶は大丈夫だろうかと
飛んでいったことが、私の中では最もリアルな台風の記憶です。
思いつきでコラムの書写を始めましたが、その内容から
思いを膨らませたり、記憶の糸をたぐり寄せたり、知らない
情報を調べるきっかけとなったり、思いの外、脳が活性化する
メリットを実感しています。字の上手い下手は別として、
紙にペンで字を書くというごくごく当たり前の行為を、大事に
したいと思いました。