今日は午後から雨の予報。

午前中は風も無く、絶好の釣り日和だったが、

左衛門佐は船を出さなかった。

出したところで釣れないからである。

正直、今は釣るものが無い。

 

もちろん、昨夜は休日前だったのでクロダイ釣りに出た。

結果はまたもボ〇ズだった。

しかし、タイのアタリは何度もあったので同じボ〇ズでもちょっと進歩した感じ。

というのも、先日凄腕ヒラメハンターのお兄ちゃんとクロダイ釣りについて話していた時、

ちょっとヒントになるものを掴んだからだ。

 

このお兄ちゃんもヒラメには冴えわたる技を持つ凄腕のハンターなわけだが

ことクロダイに関してはほぼ素人、

左衛門佐とどっこいどっこい、どんぐりの背比べといったところである。

 

「いったいどうやったらクロダイ釣れるんだ?」

「どうやって太郎交わしたらいいんだ?」

 

そんな話をしていたのだが、

結局、やっぱ場所じゃね?

という結論になり、

 

佐 「でもあの場所っていつもデカいクロダイいるよね?」

 

兄 「うん、いるいる。必ず着いてる。」

 

佐 「でもあの場所って船からじゃ、やりようがないもんなぁ。。。」

 

兄 「・・・だったらさ、○○してしまえばいいんじゃね?」

 

・・・・・・。

 

!!

 

そうか・・・。

その手があったか。。。

よし、やってみよう!!ということになった。

※お兄ちゃんの発案なので詳細は内緒。

 

まず先陣きって左衛門佐が試してみたのだが、

夕マズメの時間に集中してタイのアタリが出た。

いつアワセてよいのかわからず、

スカってばかり。

日が暮れると同時に潮が止まってしまい、

結局1枚も獲ることはできなかったが、それでもかなりの手応えを感じた。

多分潮回りさえ良ければ次はクロダイを獲ることができると思う。

 

そんなわけで今日は釣りに出なかった左衛門佐。

朝からにゃんこトイレの掃除、掃除機掛け、風呂掃除、人間のトイレ掃除、

その他etc...と、家事に大忙しであった。

我が家は子供のいない共働きなので当然、家事は分担である。

 

家事が終わった後、マハタちゃんの水槽の水替え。

・・・っと、昨日まだ6匹残っていた小ハゼが1匹も居ないな。

一昨日の時点でもまだ6匹残っていたので今日のうちに全部食ったようだ。

前から思っていたのだが、マハタって完全に空腹にならんと次の餌食わんのかな?

というのも、一度満腹になると次の日は1匹も食べなかったりする。

お腹、空いてないのかな~なんて思っていると、

その次の日は1匹も残ってなかったり。

 

水替えの後、浜に小ハゼ捕りに。

雨が降ってきたので手早く採集。

水槽に入れてやると、腹が減ってたみたいで速攻で捕食した。

 

お腹空いてるマハタちゃん。

 

おっ、もしやあれは食い物か??

 

餌、発見!!

 

見てる見てる。

 

完全にロックオン!!

 

いざ、突撃!!

 

ごちそうさまでした~。

 

 

水槽の水替えと同時にハゼの居なくなった陸上イケスの水替えもし、底砂を敷いた。

ここに釣ってきたヒラメをストックして、捕食シーンの撮影をするためである。

研究者として今まで数えきれないほどヒラメを飼育してきた左衛門佐からすれば

ヒラメの捕食シーンなど眠気がくるほど見慣れたものであるが、

今回はあくまでも、「釣り」という観点からのヒラメの観察である。

実際にどのようにヒラメが針の付いた小魚を咥えるのか、

検証してようつべに動画をアップするつもりだ。

 

イケス、準備しました。

 

もちろん、あくまでも釣りの参考になるか?というレベルの話である。

というのも、ヒラメやマゴチは捕食の命中精度が低く、

その時々で捕食の仕方が千差万別だからだ。

たまに釣りの本などに、

「急所を狙って食いついてくる」

などと書いてあることがあるが噓八百、デタラメもいいところである。

まずは最低100回、実際にヒラメを飼育してから言えと言いたい。

ヒラメやマゴチなどの底物の魚に、狙った箇所に食いつくようなそんな命中精度は無い。

もし奴らにそんな命中精度があるなら、左衛門佐はアタった魚の100%を掛けている。

 

ただ、何故こんなことをするのかというと、

左衛門佐はアタリひとつでヒラメが一体餌のどこを咥えたのか、

ある程度推測することができるのではないか?と考えているからだ。

このアタリは追ってきたから即アワセで掛かるな。とか、

これは居食いで横咥えしたから待たないと掛からないな。とか。

左衛門佐が尺の短い、超感度の良い最新の軽量ヒラメ専用竿を好んで使うのはその為。

それこそが、左衛門佐の追及する近代型・新弁天流し釣法の真髄だからだ。

 

でもまずは実験に協力してもらうヒラメ釣ってこないといけないね。

今は全然釣れない時期だけど、それでもリリースサイズのおまけぐらいなら釣れるかも。

最終的にリリースする魚だからなるべくダメージ少なくするように早掛けしないとな。

もちろん、マハタちゃんと入れ替えで水槽でも小さいヒラメ飼育するので

いずれは横から見た捕食シーンの映像もアップできると思う。

いろんな魚種の餌を与えてその反応や捕食の違いを観察したい。

中層を泳ぐ餌とハゼみたいな低層の餌では捕食の仕方も変わるからね。

ヒラメ釣りに興味ある人はちょっとぐらいは見てみる価値あるかも。