オンラインゲームでひきこもり脱出 | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

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世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

 オンラインゲームでひきこもり脱出、こんなことを書くと奇異に思われるかもしれません。ゲームやネット、アニメというと、とかくネガティブなイメージがあり、ひきこもりがこんなことをしていると依存症になるだけと思われるかもしれません。ですが一般の人にもゲーム依存の人はたくさんいて、課金で自己破産ということも。第一、アルコール依存、パチンコ依存なんてよくある話でしょう。一方で、オンラインゲームはひきこもりにとって唯一の外界の窓と言えるかもしれません。

 あるひきこもりの人は、オンラインゲームで知り合った人たちに背中を押されるように仮想世界だけではなく現実世界でも友人となり、結果、ひきこもりから抜け出せたということです。その人のひきこもりの状態にかかわりなく友人として接してくれたゲーム仲間たちの懐の深さもあったでしょうけれど、オンラインゲームという外界の窓があったということは見逃せないことです。

 それと、このケースでは、どんな状態でも変わらず穏やかに接してくれた祖母の存在があったことが重要だと思いました。家族とのコミュニケーションはとれても、家の外に対する恐怖心はなかなかぬぐえないようです。だからこそ仮想世界でのコミュニケーションが大切になります。この人は家の中でまず安心していられ、そして仮想世界の友人たちが現実世界へとこの人を導いてくれた。本当にいい条件がそろった例で、他のひきこもりにあてはまるとは限りませんが、本人の意向を無視してパソコンやゲーム機をとりあげることは、当事者の家族に対する不信感を深め、外の世界とのつながりを閉ざして完全に孤立させるだけでしかないと思います。

 

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