裏島太郎です。「浦島太郎」ではありません。何かキメラ生物でも作ってみようと作り出し、できたのがコレ。んっ、何だこれ。自分で作っておきながら、自分でも何だかわからない。間抜け話です。妻に、「これ、何だと思う。」と聞いたところ、即座に、「浦島太郎。」というこたえが返ってきた。「亀に乗ってるから浦島太郎でしょ。」、えっ、そんなに簡単に浦島太郎になるのか、と思いつつ、ほかに思いつくこともないので、浦島太郎にすることにしたけれど、それじゃ本家にわるいので、「裏島太郎」と名付けました。
ところで、昨日のひきこもりシンポジウムでは嬉しい再会がありました。元ひきこもりで、今は小さなハンドメイドショップをしているOさんと久しぶりに会えました。彼も講演者のひとりでした。Oさんも長くひきこもっていたのですが、東京のひきこもり自助コミュニティに接触して、それがきっかけでひきこもりを脱し、今ではささやかながら小さなハンドメイドショップをやっています。「小商いだけど、僕には可愛いお店だから大事に育てていきたい。」と言っていましたが、今では講演に呼ばれることも多く、講演活動との両立に苦労しているようです。
Oさんが電車で２時間以上もかかる東京のコミュニティに参加するのは一大決心だったと思います。それができたのは、一見停滞しているようなひきこもり生活の中で、心は実は助走をかけていて、塾した実が落ちるように東京のコミュニティに飛び出して行ったようです。こもっていた時間はけっして無駄ではなく、Oさんは目覚ましく動き出しました。僕らがとかく単調な日常のくりかえしになっている間に、Oさんは自分の考えを熟成させていって、僕はOさんが眩しく見えます。
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