新型コロナウイルスがペットからうつるなんて考えなくていい | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

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世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

 今日も抑うつが強いです。それでもなんとか出勤しました。鬱状態なのですが、どこか幽体離脱したような感覚で、体は適当に動いて仕事をしています。もはや感覚が麻痺している。これ、実はかなり危ない状態では、と思いながら書いています。

3月29日付で、人からペット(猫)に新型コロナウイルスが感染したという報道がありました。報道内容にこれといった問題はなく、適切な表現と思いますが。やはり、抑制された表現だけに、不安をぬぐい切れない人もいると思います。それで、僕ごときが書くことではないと思いつつ、たぶん、こんな不安もあるのかなと思い、報道とは逆のケースを仮定して、あらためて言います。

「新型コロナウイルスがペット(動物)からうつるなんて考えなくていい。」

 宿主特異性、これがウイルス感染(細菌、寄生虫なども)の大原則です。つまり、ヒトのウイルスはヒトにしかうつらない。ネコのウイルスはネコにしかうつらない。このメカニズムについて書くと長くなるので割愛します。もちろん自然界には原則があれば、必ず例外があります。今回報道された件は例外です。例外などいちいち考えなくてもいいでしょう。あなたは自動車を運転する時、「今日、事故に合って自分は死ぬ。」と思ってハンドルを握るでしょうか。道を歩いていて、「あそこの交差点でトラックに突っ込まれて死ぬ。」と考えながら歩くでしょうか。つまりそういうことです。考える必要はない。例外や誤差を意識することは大切ですが、それに囚われるのは強迫観念と言えましょう。

 あと中国でのハンタウイルス感染の報道も、やはり3月29日付でありました。こちらはげっ歯類とヒトとの間の「人獣共通感染症」とみていいと思います。別に間違った報道をしている訳ではありませんが、「やっつけ仕事」的印象を受けたことと、「今売れる記事」感満々なところがひっかかります。時節柄、「煽ってんのか。」、と思いました。これ、随分以前に国内感染で報道されたことがありましたが、たぶん誰も憶えていないでしょう。局所的な感染で終わり、特に反響もなかったです。まあ、そういうものです。もしもあなたが公園を散歩中に、「今、ドブネズミに噛まれてハンタウイルス肺症候群になったら。」と不安に駆られるようなら、心療内科に行った方がいいです。鬱病の引き金となった強迫性障害に罹っていた頃の僕がそうでした。

 随分と激しく割愛(全部割愛だろ)して、ざっくりしたことを書きましたが、今、僕が伝えたいことを書きました。あと余計なことかもしれませんが、ウイルスは生物ではありません。核酸とタンパク質を主成分とする高分子有機化合物です。我々人間自身の核酸複製システム、高分子化合物合成システムがウイルスを増やしていきます。皮肉なことですが、大半はウイルスがしていることではなく我々人間の体自身がしていることです。これが細菌や寄生虫のような生物による感染との決定的な違いです。

 

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