「ない。」と思ったら物語は始まらない | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

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世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

 

たとえば、あのこんもりとした杜に棲む者のことを想う。

それは人でもなく獣でもない何か。

それを何と言いあらわすことができるだろう。ただ、

それが、「いるわけがない。」、と決めつけた時、

物語は決して始まりはしない。

 

「ない」は終わりの言葉。

「ある」は始まりの言葉。

 

あの丘のような杜に古代の守り人が棲むと考えたら、

何かが始まるような気がする。

なにしろ、この土地の地名の数々はもともと僕らの言葉ではなくて、

まるで後から無理やり漢字をあてはめたように思えるから。

その言の葉を守る見えない者がまだいるような気がするから。

 

 

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