雨上がりのこの道を行けばどこに着くのだろう
つきあたりを左に行けば深い森の中に消える
つきあたりを右に行けば丘を登る坂道が空に消えていく
そのどちらを行って消えたとしても
それはとても安らかなことだと思う
ふいに風が僕の頬を打った
愚か者
そうだった
僕には連れ合いがいるのだし
それにまだやらなければならないことがある
「いつでも語りかけに来るがいい。わたしたちはどこにも行かない。」
森と風と空がそう言った
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