紅葉も盛りの黄昏森
黒猫クーさんも紅葉見物
お社様や妖精さんたちと一緒です
人間界と黄昏森を行ったり来たり
足早に通り過ぎる季節を抱きしめて
小学生のころ、毎学期39度台の熱を出しては数日学校を休みました。
別に体が弱かったわけではなかったのですが。どうしてでしょう。
それが証拠に、夏休みとか冬休みとか休日には病気はしませんでした。
病気になると、それはまるでお祭りか縁日のような気分でした。
学校のある日に「朝は寝床でグーグーグー。」を心おきなくできるのですから。
高熱でも近くの病院には一人で行けました。
父さんが余分にお金を渡してくれるので、帰りには近所のプラモ屋に寄ります。
熱が下がっても、父さんが1日はオマケで休ませてくれるので、
その日はプラモデルを作って過ごします。
仕事場にいる父さんが、「晩飯は出前をとるか?」と言うと、
「かつ丼ふたつね。」と答えて寝床にもぐりこみます。
なんだか体がふわふわして心地よくて雲に乗っているみたいです。
それでも晩飯のカツ丼をほおばりながら、しっかりアニメは見ます。
高熱出してるのか学校サボっているのか判別つきがたいです。(笑)
熱でうとうとしながらも出前のラーメンや餃子を食べて幸せでした。
(病気の時だけのささやかな贅沢なのです。)
小学生のうちはまだ可愛いもので、熱出して学校休めると喜んでました。
これが中学生になると、その日の気分でトンズラLet’s Go の悪ガキですから。
大学の頃、児童心理学の本でこういう子供のことが書かれていて、
思わず笑っちゃいました。病気は子供の「祝祭空間」なんだそうです。
こう書いていると、実にのどかな少年時代なのですが、
母親(実母です)との確執はひどくて、思い出の中には父だけがいます。
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