スウプさんの書籍ツイートからの紹介

曽根スウプさんの

書籍紹介です

岩井志麻子氏の小説は

間違いなくイヤミスになるのでしょうが、

極貧に喘ぐ人々の息遣いが

耳元で聴こえるような、

富裕層の令夫人の白粉の匂いが

すぐ傍に漂ってくるような

圧倒的な筆力に惹かれて

つい手が伸びてしまいます

お勧めは

 『女學校』

 『自由戀愛』 

『鐡道心中』 

『ぼっけえきょうてえ』

辺りかな…

うー紹介するには字数が足りない

岩井志麻子さんの現代劇は

人によってはトラウマレベルの

後味の悪い作品が多いのだけれど、

これがお得意の明治大正を

舞台にした作品だと、

同じように救いの無い話であっても

時代のベールがかかるのか、

何処か牧歌的な薫りが漂う事で

比較的受け入れやすくなる不思議…

小野不由美氏 

『鬼談百景』

とコミカライズ

虚実取り混ぜた現代の百物語は

 『花簾』

桜の美しさはやはり、

何度も読み返してしまいます

中野京子氏 『怖い絵』 『名画の謎』シリーズ

一体美術館に何度足を運べば

混雑も関係なし

交通費もかからない

なんてお得

そして

簡素にして緻密な

知性溢れる文章は

下手なホラーより怖い…

個人的に

日本一美しい文章を書かれる

と思っている

中井英夫氏

かの澁澤龍彦氏をして

「純文学作家の

範疇に入りきらないのは

中井英夫の小説がおもしろすぎるから」

「使い捨て読み捨てにされるには

中井英夫の文章は

年季が入りすぎているし

磨きぬかれすぎている」

（抜粋）

と言わしめた

奇跡の幻想作家様…

いつも見てくださってる皆さま

スウプさん

ありがとうございます