曽根スウプです爆笑

 

晴れ

 

 

名作だ!!

 

と思う

小説ベストを

お送りしています

照れ音譜音譜

 

 

さて今回は

 

冬にも関わらず

桜・・・多めですビックリマークドキドキ

 

 

美しき日本の春

 

うららかな春に

お花見を楽しむ

イメージが強い

桜ですが

 

春以外にも

10月~11月の

秋冬にかけて咲く

「十月桜」桜

 

秋から冬にかけて開花する

「寒緋桜」

「子福桜」

「四季桜」

「小葉桜(コバザクラ)

「冬桜」など

 

日本は

一年中

美しい桜の風景を

楽しめるんですね

 

 
 

12/19

私の推しの小説

『桜の森の満開の下』

著:坂口安吾さん

が美しいイラストと共に

お楽しみいただける

乙女の本棚

『桜の森の満開の下』

著:坂口安吾

 絵:しきみさん

@keeggy

/立東舎 

として発売されます

 

満開の桜の下で繰り広げられる

幻想と怪奇の世界

 

小説としても画集としても

楽しめる1冊です。

全イラスト描き下ろし照れ音譜音譜

 

ぜひ合わせて

お楽しみいただきたいと

思いますニコニコニコニコ

 

 

それでは

名作紹介です

 

 

どうぞ

見ていってくださいませ~ニコニコドキドキ

 
 
『幻想博物館』 
『虚無への供物』
『蒼白者の行進』
等の長編の方が有名でしょうが、

 

 

この作品を
入れないわけにはいきません。

かの渋澤龍彦氏をして
「純文学の
範疇に入りきらないのは、
中井英夫の小説が
面白過ぎるからなのである
(抜粋)」
 
と言わしめた
抜群の文章力
(個人的に
レイ・ブラッドベリが
世界一美しい文章を
書かれる作家様だとしたら、
 
中井英夫さんは
日本一美しい文章を
書かれる作家様だと思っています)
 
と、
読者を引き込む力は、
純文学とも
娯楽小説とも云えない
魅力に満ちています。

「幻視者の夢」
がテーマの連作集は
 
一つ一つの話にも
それぞれ気の利いたオチが
ありますが、
 
全体を通すと見えてくる
驚きのオチもあって
読み応えがあります
 
「幻想博物館」とは、
実は・・・。

どの話も良いですが、
中でも
 
『薔薇の夜を旅する時』
 
の異常と思いながらも
どうしようもなく共感してしまう
耽美な狂気の世界、
 
『大望ある乗客』
 
一気に盛り上がったところで
ストンと落とすオチの
身も蓋も無い怖ろしさは
秀逸ですニコニコ音譜
 
 
『桜の樹の下には』 
いきなり心臓を
鷲掴みにされた作品です。

何を隠そう
隠す必要もありませんが、
私はこの世で
最も美しいもののひとつが
桜だと思っているので
 
書かれている事の一つ一つが
目からウロコの
共感の嵐でした。

そうだよ、
そうでもなけりゃ
桜のあの美しさは
説明できないよ、
 
と頷かずにはいられません。

一歩間違えれば
かなりグロテスクな話に
なってしまうのに、
 
それを
幻想的な一篇に
仕立て上げているところは、
さすがと申せましょう。
 
狂気と紙一重の美しさで
妖しく咲き誇る
桜の様子が
目に見えるようです。

ちなみに、
この話を更に一歩進めたのが、
前述の
 
『薔薇の夜を旅する時』
かと
 
 
勝手に思っておりますニコニコ音譜
 
 
 
『桜の森の満開の下』 
坂口安吾
 
麗しいタイトルなのでしょう。
 
また桜です。
 
だって好きなんだもん。

見る者を狂わせる
桜の妖しさ美しさ。
 
前述の
『桜の樹の下には』
とは違って、
 
桜の美しさというより
怖ろしさを描いた作品です。

顔色一つ変えずに
悪事を働き続ける盗賊が
唯一怖れたのは
満開の桜の下を通ること。

人を人とも思わない
極悪人の彼が執着した
妖しいまでの美女は、
 
残酷で無邪気で、
盗賊を怖がらず、
傲慢にあれこれと命じます。
 
云われるままに
彼は都に
盗みを働きに行く度に
人を殺して首を持ち帰る。
その首を人形のように使って
一人遊びをする美女に
背筋が凍りながらも
手放せない。
 
ある日彼は
美女を背負って
桜の森の
満開の下を通るのだが・・・。

いつまでも幻想的な
余韻の漂う
名作だと思います照れ音譜
 
 

 

見開き

 


画像出展:しきみさん

しきみ@keeggy

 

 

 

 

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記事ツイートです

 

 

 

 

 

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Special thanksドキドキニコニコ