こんにちは
曽根スウプです
辛いときも楽しいときも
長期のお休みのときも
少しのスキマ時間でも
いつでもどこでも楽しめる
名作だ
と思う
小説ベストを
お送りしています
感性が合う方、
合わせてくださってる方、
その他の方にも
色んな人が
見てくださってると嬉しい
ではでは早速ですが
この可愛い生物を見て
『合成脳のはんらん』
ジョーンズ
昔図書館で借りて
夢中になったＳＦ作品です
子供向けに翻訳してある話ですが、
今でも充分楽しめます
ただ、
大人向けの翻訳本が
出ていないらしいのは
非常に残念です
いきなり主人公夫婦が
死んでしまう冒頭が
衝撃的です。
どうやら
政府が絡んだ
大きな陰謀に巻き込まれ、
口封じの為に
「消された」ようです。
そして、
暴こうとする者、
関わった者、
全てが命を狙われて･･･。
脳だけになってしまった主人公が、
動き回る為にあみだした
アメーバのような
「合成神経細胞」、
略して
「ゴセシケ
（原文は何なんだろう）」
が、
グロテスクながら可愛い奴で
お気に入りでした
主要人物がほぼ全員死ぬ
というストーリーは
本当に悲惨ですが、
ハッピーエンドとは云えないながらも
「魂の解放」を
感じさせるラストには
不思議な感動を
覚えます
『火星年代記』
レイ・ブラッドベリ
 |
火星年代記
Amazon |
ＳＦ文学史上に
燦然と輝く金字塔。
ハッキリ云ってしまえば
「地球人による火星侵略」
の話なのですが、
それをこんな風に
詩情漂う
一大叙事詩に
昇華させてしまうところが
ＳＦ界の抒情詩人たる所以
なのでしょう。
海外作品は
あまり読まないので
エラそうな事は
云えないのですが、
私の存じ上げている
作家様の中では
世界で一番美しい文章を
書かれる作家様
だと思っています。
原文が全く読めないので、
ここは訳者様を
讃えるべきなのかも
しれませんが、
本家本元あってこそ
の訳でしょうし。
「ツツツ氏」
「クスクスクス氏」
の原文は何なのか
気になっていましたが、
最近判明しました
「ツツツ氏→
Mr.Ttt」
「クスクスクス氏→
Mr.Xxx」
というそうです。
訳者さん凄すぎる･･･
火星人の美貌の人妻や、
無数の金色の虫が
飛び出して刺す銃などの
武器の描写が
また素敵♪
『そして
誰もいなくなった』
アガサ・クリスティ
 |
そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
836円
Amazon |
閉じ込められた人々が
次々と殺されてゆく･･･。
定番のミステリ―の祖
といえば
この作品でしょう。
綾辻行人氏や
西村京太郎氏等に
多大な影響を与えています。
招待を受けてある島の
豪華別荘にやって来た男女。
そんな彼等に
「謎の声」が、
彼等がそれぞれ
罪深き人間だということを
告げます。
勿論皆はそれは
自分のせいではないと
云い張りますが、
童謡
（マザーグースだったかな？）
の歌の通りに
一人、
また一人といなくなり･･･。
犯人は？
動機は？
残された人間は
恐怖と疑心暗鬼に
取り憑かれ･･･。
人はなかなか自分の
‘罪’
を認められない生き物
なんだなぁと
少し怖しくなりました。
昔映画化されましたが、
それではラストが大きく違っていて
「誰もいなく
なってへんやんけー！」
と
思いっきりツッコミんだ記憶が
あります
2020/02/17
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いつもありがとうございます
Special thanks
