コロナか経済かってよく言われるけど、どうもピントがずれているような気がする。
今年の4月にこの記事を書いた。その後、一向に政府の姿勢は変わらない。
1番大事なのは、コロナ禍で危機に陥った人々を救うことだと思うが。
国内の先月の自殺者数は、去年の10月に比べて4割増えた。
一方、日経平均株価はバブル後の最高値を更新した。
これは一体何を意味しているのだろうか?
自殺者増に表されるように、困窮した人々への政府の支援は全く不足している。
政府側の言い訳は、国の財政が赤字ということなのだろう。
しかし、その一方で政府日銀は株式市場に湯水のように税金を注ぎ込んでいるのである。
日本を代表する超優良企業の株価を上げるために。
世界に例を見ないほど、異常に高額な資金を注ぎ込んでいるのである。
コロナ禍で経済的に困窮している人達が、これを知れば一体どう思うのだろう。
ちなみに GO TO キャンペーンの予算は1兆7千億円。
そんな感染を広めるような、わけの分からんことに資金を使う必要はない。
それより、日銀が株価つり上げのために使う資金を使えばいい。
今年のその予算は12兆円。
GO TO キャンペーンの予算の7倍の金額である。
それを休業補償や医療機関への支援など、困窮した人々に使えばいいのである。