摂食障害になると「ふつう」の食事の量ってどれくらい食べればいいのか、わからなくなります。
「適量」がわからない・・・結局満足できず食べすぎたりリセットしたりしてしまう。以前は、これを毎日のように繰り返していました。
摂食障害のわたしの現在
スクランブルエッグ(卵1個)、ベーコン、たっぷりサラダ。甘いカフェオレ、パンにははちみつ
シーフードドリアセット、サラダ、パン、プリンのデザート、コーヒーにシロップとミルク
これ以外に、夜中におなかが空いたらカップラーメンやお菓子も食べます。
1日しかたってないのに、2キロも増えてるとか朝に絶望的な気分になってしまいました。ただ、1週間くらいするうちに、あまり食べない日も出てきたりして(前の日に食べすぎて朝が食べられないとか)体重は1キロから3キロの増減を繰り返すようになりました。
自分では痩せているとは思いませんが、周りからは、まだ細いと言われます。でも、自分のおなかつかんだらジャ〇プ1冊と半分くらいは余裕でつかめます。ジャ〇プ1.5冊分お肉があっても見た目は痩せてるうちに入ります。むしろお肉がないほうがまずいです。
身体に脂肪がなさすぎて、さほどのスピードも出ておらず外傷がないにも関わらず衝突の衝撃から内臓を守れませんでした。結果、胃、腸、脾臓を損傷して3か月入院することになったのです。もちろん、無理に太る必要はないと思いますが、何かあったときに自分の体を守れるくらいは身につけていた方がいいです。
ふつうに食べられないと悩んでいるひとへ
いきなり3食は無理なので、1日1食だけでも普通に食べられるようになるところから徐々に体を慣らしていきましょう。1食は好きなものを1人前の半分だけ食べる、とか。なぜ半分かと言えば、長く過食嘔吐をしていると、胃袋が消化吸収する食べ物を体に受け入れるのに慣れていないからです。もし半分食べてもお腹が不快にならなかったら、残りも食べてしまいましょう。ちなみに私は、以前は自宅で作るものはカロリーがわからないのであまり受け入れられませんでした。外食はカロリーがはっきりわかるし一人前が明確なので「普通の1食はここまで」という区切りをつけやすいです。
食べる時は、1番食べたいものを食べる。これがいいです。
あと、映画館で映画を見る前やイベントに行く前に外食すると、見ている間に消化してしまうので「リセットしたい」衝動を少し抑えられます。
病気になってから「このままだとトイレにお金を流すような生活が続いていく」と思って、遠くまでかけて専門医のいる病院に行ってみたり、薬もたくさん飲んで、病気のことが書かれた本もたくさん読んだけれどずっと治りませんでした。
いまも、危ういことには変わりないのですが、ここしばらくはわりと穏やかな食生活をしています。
わたしも含め、この病気のひとは「あまり自分を自分で認められないひと」が多いのではと感じています。自分の行為を許せず、自分を責めがちなこの病気ですが、摂食障害を「自分がいま生きるために必要としている行為」と考えると、少し違う気持ちになれるかもしれません。