医療広報について。 | イベントやエンタメの周辺、バックステージ

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イベント・エンターテインメント業界のオモテ・ウラ、企画や演出、社会、タメになることからアホらしいことまで…

医療広報の案件をした。

私はイベントやプロモーションの企画や演出をしている。クライアントの意向だけで企画を進めるとだめだ。消費者の視点を持っていないと、クライアントは満足するが、肝心のリアルターゲットにメッセージが伝わらず、プロモーションは不成功に終わる例を数多く見てきた。

 

医療広報。ここは未開の地と言える。その広報の企画や実施を医療関係者で行っている。ターゲットは患者。もっと言えば潜在的な患者。この人達に病気や健康、医療を訴求せねばならない。だがその効果的な広報が行われていいない。

医療広報の一環である公開講座に数多く出かけていった。会場の設えでアドバイスポイントがいくつもある。椅子のレイアウトを、スクリーンの設置を、マイクの使い方を、もう少しこうすれば参加者は分かりやすいのに。

画像コンテンツ、具体的にはPPTが多いが、このクォリティが低すぎる。多くは書類でしか無い。

そしてプレゼンテーションスキル。ドクターだから仕方がない、

といえばそれまでだが、PPTのテキスト、目線の配り方、テキストの構成、これが訴求力がない。

なによりこれで広報として成立していると持っている医療機関。ターゲットは誰なのか。今、病気の人なのか。他の病院の患者を当院に引っ張ってこようとするのか。まだ病気ではない人に、やがてくる疾患の警告や、健康のあり方を語ろうとするのか。そんなコンセプトがないまま、具体的な疾患のテーマだけ決めて行われている例が多い。

 

医療、もっと言えば医療広報はもう少し社会や人たちの目線に合わせるべきだ。そうでないと人たちは振り向いてくれない。公開講座に来てくれない。

 

そんな趣旨で始めたプロジェクトがある。

健康や医療、疾患。表現の仕方はいくらでもある。医療の理屈ではなく、我々の目線で訴求すると、立派な生活情報になる。


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