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カテゴリ:整理整頓
もう50年以上、ずっとこの部屋にある書棚、本来はおそらく飾り棚。
ブラジリアンローズウッド材で360度の回転式。 BERNINI made in Italyのブランドロゴシールがまだくっついています。 本がぎっしり詰まって窓辺に置かれていたため回転させることもなく、 日焼けや歪み、猫や犬による自然のキズもたくさんついてしまいました。 先日、この棚に詰め込んでいた本を思い切って整理しました。 かなり悩んで選別した結果、大切に残しておきたい本はたった4冊。 祖父がこの棚を使っていたころから置いてあった「武将の一言」。 発行年月日は昭和47年。著者は大正生まれです。 祖父の遺言として残すことにしました。 母が使っていた料理本「西洋料理のコツ」。 1967年、納富則夫著。 私が31歳のときに58歳で亡くなった母の懐かしい字のメモ書きがあり、 ボロボロですが捨てられません。 安藤忠雄の写真集。 学生のころ、安藤忠雄建築研究所でバイトしていたときに書いてもらったサインあり。 サインの日付けは8/23/1992 コル(コルビュジエという名の犬)も元気でした。 難解すぎてちっとも読み進まない「ワープする宇宙」。 2007年発行の5次元宇宙理論の本で、今となっては最新ではないかもしれません。 でも、亡くなった母のことや犬や猫たちを思うとき、 5つめの空間に今も生きているのかもしれない、その科学的根拠はこの本に書いてある、 と勝手に無茶な空想をして慰められる自分が可笑しいので捨てません。 ぎっしり詰まった本から解き放たれて肩の荷が下りた棚は、 なんと約50年ぶりに回転しました。 手入れもなにもしていなかったのでもはや動かないだろうと思っていましたが、 あっけないほど滑らかに360度回転してみせました。 同じブランドの50年もののサイドボードもいくつかありますが、 どれも扉の細かい蛇腹部分は50年以上スムースに動いています。 こちとら、手入れに励んでもあっちこっちが動かないというのに、 出来が違うとはこういうことなのですね。 5次元はよくわかりませんが5Gには付いていきたく、 50年ぶりに動いた棚の動画を撮ってみたいと思っています。 デザインも珍しいので、家具がお好きな方に見ていただきたいです。 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.09.03 12:01:49
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