不安定な世の中で日銭を稼ぐ肉体労働者の男性が
ふと人間社会の中に宇宙人たちが入り込んでいることに気づく話。
さまざまな広告やマスメディアに
人々を洗脳するメッセージが隠れており、
みんなを骨抜きにして即物的な考えにしているという設定は
現代社会の様子を風刺していて面白い。
ただ、主人公の行動がやたらと暴力的で
おとなしく生活しているだけの宇宙人も襲っていくので、
ただのテロリストのようにしか思えないのは残念。
また、無駄にダラダラとした展開が多く、
テンポが悪くてストーリーが薄いのも気になった。
あくまでB級ホラーと割り切って
その設定やノリを楽しむための作品。