大分県のマテ貝は塩分濃度の変化に高感度!? | 倹約しんちゃんの大分「県」聞録

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外出、外食を控える日が続いていますが、何年も前から買い物回数を減らす工夫をしてきた倹約しんちゃんは…生活リズムにあまり影響が出ていません。

 

外食に出かける機会は完全に無くなってしまっていますが、甘酒やヨーグルトの培養で忙しさが倍以上に増えています。

 

発酵食品の培養自体は機械任せで待つ時間が長いのですが、培養前後の容器の除菌、培養後の容器への移し替えと贈る方への配達があります。

 

この配達の移動の機会に海に寄って貝を獲り、私は一切食べない「ニナ」と呼ばれる岩などに貼りついている貝類を獲ります。

 

食べる分だけを自然から分けていただく程度なので、海に居る時間は1時間程度です。

 

 

潮の引いた砂浜の表面だけを軽く削ると小指を差し込んだくらいの小さな穴が現れます。

 

その穴の形でカニの巣穴かマテ貝の巣穴なのかを見分けるのが第一段階です。

 

こちらの新円に近い巣穴がカニの巣穴です。

 

 

 

こちらのラグビーボールのような形の巣穴が塩を入れる対象となるマテ貝の巣穴です。

 

 

 

今回は塩を入れたところからマテ貝を獲るまでの動画を用意したのでご覧ください。

 

 

 

動画を観ていただいて「掴んでから引き上げるまでが遅い」と感じられたと思います。

 

実は、掴んだ瞬間にマテ貝は結構な力で巣穴に戻ろうとするので、簡単に引き上げられない状態になります。

 

巣穴に戻ろうと踏ん張る足の力が弱まるタイミングで徐々に上に引き上げていくのですが、このタイミングを合わせないと足が切れてしまいます。

 

足が切れてしまうと貝が弱ってしまうだけでなく、食べる部分も減ってしまいます。

 

 

このようなことを繰り返して収穫していくので、1時間獲り続けても一家で食べる程度のマテ貝しか獲れないということです。

 

潮の満ち引きという時間との戦いもあるので、より多くのマテ貝を獲るには人数を増やすしかありません。

 

砂浜を深く掘って側面からゴッソリ砂をかいて獲られる方も居ますが、かなりの力技なので私はその手は使いません。

 

 

マテ貝の味は癖が無く、砂抜きも簡単なので調理しやすい食材です。

 

小さいものは味噌汁に入れ、大きなものはバター焼きにして食べるのが私流です。

 

 

 

大分県内の海も地球温暖化の影響もあって、獲れる魚などに変化が出ています。

 

全く獲れなくなってしまったもの、今まで見たことも無い生き物…安易に素手で触れられません。

 

乱獲によりハマグリやアサリが全滅してしまい、潮干狩りもできなくなってしまった地域もあります。

 

漁協が稚貝を撒いても、育つ前の稚貝を獲ってしまう方が居たからだと言われています。

 

自然の力だけで元の環境に戻れないような獲り方をしないように注意したいですね。

 

 

 


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